1. トップページ
  2. 新着情報
  3. 2016年
  4. 新着情報詳細

2016年


除去土壌等のリアルタイムの輸送管理とトレーサビリティの確保を実現
− 『 安藤ハザマ フレコン輸送管理システム』を開発 −

2016年10月18日

安藤ハザマ(本社:東京都港区、社長:野村俊明)は、福島県内の除染作業で発生した除去土壌等の安全かつ確実な輸送を目的に、除去土壌等を詰めたフレコンのトレーサビリティの確保と輸送車両のリアルタイムの運行管理を可能とする「安藤ハザマ フレコン輸送管理システム」を開発し、当社JVが実施する環境省発注の中間貯蔵施設への輸送工事(大熊町)に適用しました。

1. 背景
中間貯蔵施設に輸送する除去土壌等は、大量かつ長距離輸送となるため、安全で確実な管理が求められます。一方、当社ではこれまでの除染作業で100万袋を超えるフレコンの管理、および作業員やその作業内容の管理を行ってきており、その実績を基に施工管理の情報化に取組んでまいりました。そして、今般これまで蓄積した経験に最新のICT・情報管理技術を適用し、除去土壌等のトレーサビリティや輸送車両の運行をリアルタイムに管理する「安藤ハザマ フレコン輸送管理システム」を開発しました。

2. 「安藤ハザマ フレコン輸送管理システム」の機能、特徴
除染時の除去土壌等の管理情報は、事前に本システムに登録しておき、仮置場にてフレコンに取り付けた新しいタグと関連付けることでトレーサビリティの確保が可能になります。その後、フレコンの「表面線量率」と「重量」を測定し専用のハンディターミナルに入力することで、新しいタグで、除染時の管理情報と最新の「表面線量率」・「重量」などの情報を一括して管理することが可能になります。
積込時は、積込んだフレコンと輸送車両運転手のバーコードをハンディターミナルで読み取り、システム上で関連付けます。フレコンの合計重量が車両の最大積載量を超える場合、ハンディターミナルで警告を発し、未然に過積載を防止します。 輸送時は、GPSを活用し輸送車両と輸送物の位置をリアルタイムで監視します。
受入れ先となる中間貯蔵施設の保管場では、到着したフレコンと輸送車両運転手のバーコードを読み取り、輸送されてきたフレコンに間違いや紛失がないかを確認します。指定された区画に設置したフレコンのバーコードを読み取り、設置年月日時、設置区画名、設置段数の情報をハンディターミナルに入力し、輸送が完了となります。
このように、システムでは全工程において常に一つ一つのフレコン、1台ずつの輸送車両を統括的に管理しているため、トレーサビリティ以外にも積込・搬出等の作業の状況を遠隔で監視することも可能になっています。
また、本システムは、環境省及び中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)で統括管理する「中間貯蔵総合管理システム」とデータ連携を行うことで、国が管理する除去土壌等の情報を一元的に管理することを可能にしています。
これらの特徴により本システムは、安全かつ確実な輸送の実現に寄与するとともに、膨大な量の除去土壌等の輸送業務を効率的に実施していくことを可能とします。

3. 今後の展開
昨年度まで実施されてきた除去土壌等のパイロット輸送(※1)の検証結果を踏まえ、平成28年度の輸送が開始されました。今回の輸送での経験も本システムに反映し、更なる改良を加えながら大量の除去土壌等の輸送業務について、安全性・確実性の確保と効率化を図ってまいります。

※1:パイロット輸送
除染等工事にて発生した除去土壌等のフレコンを双葉町・大熊町に設置する中間貯蔵施設内の保管場に試験輸送するもの。平成27年3月から実施。

図1:管理システム全体の流れ

図2:リアルタイム監視画面

図3:輸送車両の全景

図4:フレコン全数管理の流れ

ページの先頭へ