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2019年


給水養生工法「アクアカーテン®」の適用実績が200万m2を突破

2019年3月19日

アクアカーテン普及会(安藤ハザマ、株式会社東宏、青山機工株式会社の3社で構成)では、このたび、型枠を取り外したコンクリートの鉛直面やアーチ面に対して湿潤養生ができる給水養生工法「アクアカーテン®」の累計適用実績が 200万m2(一般的な道路トンネル(注1)に換算すると延長約100km分)を超えました。

本工法は 2010年8月の現場適用開始以来、その優れた効果と施工性、経済性が高く評価され、ゼネコン各社による採用が進み、適用実績が153現場となりました。適用面積は、2013年に10万m2に達した後、2017年には100万m2、そして2019 年1月に200万m2を超えました。(図1)
本工法適用現場数の内訳は、約7割がトンネル工事の覆工コンクリートで、約3割が明かり工事です。適用面積の内訳では、95%がトンネル工事の覆工コンクリートに適用されるなど、特にトンネル分野への貢献が顕著です。

鉄筋コンクリート構造物にとって、表層部のかぶりコンクリートを密実化し、劣化因子の侵入を抑制することはきわめて大切な施工上のポイントであり、高品質な構造物をつくるためには、コンクリートの硬化初期に湿潤養生を行うことが必要です。本工法は、 型枠を取り外したコンクリート面を覆う給水養生シート、 給水養生シートとコンクリートのすき間を負圧にしてシートがコンクリート全面に貼りつくようにする吸引装置、 微細な穴を有し100m先まで均等に散水する給水ホース、の3点で構成されています(特許第 5091167号)。タンク内に設置した水中ポンプをタイマーで間欠的に稼動させ、シート上部に水平に配置した給水ホースから養生水を供給することにより、水中養生と同等の湿潤養生環境を実現します。(図2)
 
型枠を取り外した面の給水養生工法としての本工法は、特にトンネルの覆工コンクリートの養生工法として認知度が年々向上しています。今後も当会では本工法の一層の普及に努め、コンクリート構造物の長寿命化、安全・安心な社会インフラ整備の推進に貢献してまいります。


注1:一般的な道路トンネル
一般的な2車線道路トンネルの覆工断面におけるアーチ部分の長さを20mと仮定。
    

図1: アクアカーテン適用面積の推移



図2: アクアカーテン®の構成


給水養生シートは、凹凸のある気泡緩衝シート①とコンクリート面に養生水を供給する吸水性の不織布②とを重ね合わせおり、凹部の空気を吸引して負圧にすることで、コンクリート面に密着させることができます。負圧といっても、その圧力は、大気圧の数%です。給水ホースは、農業用の散水ホースで、全長にわたり一定量の水量を安定的に給水するためには不可欠なホースです。吸引口は養生シート下方に取り付けます。明かり工事およびトンネル工事の覆工コンクリートでの装置の配置例をそれぞれ(写真1)(図3)に示します。

            

写真1: 明かり工事での装置の配置例



図3: トンネル覆工コンクリートでの装置の配置例

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