より高い快適環境を実現する、
“設備のプロ”を目指して。

初めて一人で担当した設備施工の現場、やりがいの実感を得た

設備職は、建物に欠かせない電気設備や給排水・空調換気設備などを、適切に導入する一連のプロセスを担います。現在の私の担当は給排水・空調換気設備の設計業務。入社以来、建築施工6ヵ月の後、設備設計6ヵ月、設備積算3ヵ月、設備施工3ヵ月、トータル1年半のジョブローテーションを経験することから“設備系エンジニア”としてのキャリアがスタートしました。ジョブローテーション終了後、設備施工として初めて一人で竣工まで関わった現場、それが保育園の新築現場で、古い園舎を解体して新たにつくるというもの。室内温度の上昇を抑制し省エネ効果を発揮する屋根散水システムの設置など、技術的な難しさもありましたが、お客様と密にコミュニケーションを取って進めることができた現場であり、竣工の喜びを強く感じた現場です。「以前の園舎に比べて格段に良くなりました。ありがとう」というお客様の感謝の言葉にやりがいの実感がありました。1年後、定期検査に訪れた際、園児の歓声が園舎に響くのを聞き、快適な環境を実現していることが嬉しかったですね。「この現場に携われて良かった」という素朴な想いが込み上げてきました。

金原英佑

適切なコミュニケーションが現場を円滑に動かすカギとなる

設備施工の部署に配属となって半年後、大規模プロジェクトである川崎市の総合病院建築現場の担当となりました。品質・コスト・工程・安全などの施工管理が主な業務ですが、最も難しいのが工程調整です。建築施工の進捗に合わせて、速やかに施工を進めていかねばなりません。タイトなスケジュールの中で行った、約2m×5mの巨大な空調機器の地下への搬入は印象深いものがあります。クレーンで吊って地下に設置するためには、建築施工のための足場を組み直す必要がありました。建築施工担当や協力会社と綿密に打ち合わせを重ね、地下への納まり具合を検証しつつ進めていったものです。予定通りに搬入できたときは大きな安堵感がありました。
現場で実際に作業する職人さんに指示を出すのは協力会社(設備工事会社)職員ですが、私たちゼネコンはこの協力会社を指揮する立場です。この現場で痛感したのは、コミュニケーションの大切さです。単に指示を出すのでなく、現場の状況を踏まえて相手が理解・納得する適切な対応が求められます。協力会社との良好な関係性をつくることが現場を円滑に進める上で欠かせない要素。この現場は竣工まで関わりましたが、みんなでつくり上げた手応えのあった現場でした。

金原英佑金原英佑

お客様のニーズを的確に把握し、期待以上の設備を実現する

設備施工の現場を経験後、設計の仕事に就きました。そこで手がけたのが男子寮で、コンペティションによって受注が決まる案件。大浴場に必要な濾過設備の計画では、外部のメーカーと打ち合わせをして情報収集することも求められました。初めてお客様へのプレゼンにも参加。コストバランスのとれた使い勝手のいい省エネ機器の提案などを進め、総合的に評価をいただき受注に至ることができた案件です。設計担当は着工後も現場に関わります。それが“監理”と呼ばれるもので、施工管理とは違う、設計からの視点で図面通りに工事が進んでいるか現場で確認・点検する作業。仮に監理が間違いを見逃すとそのまま竣工してしまうという点で、責任の重い業務です。 設備というのは目立たないものですが、建物を機能させる上で最も重要であり、快適環境の実現を担っています。近年は省エネニーズが高く、設備はそれを実現する上で最も重要な存在です。そのために大切なのは、お客様が設備に何を望んでいるか、的確に把握すること。自分なりのカラーで、その要望や期待以上のものを提供できる技術者を目指したい。当社はジョブローテーションや様々な研修により、設備の仕事をトータルに経験できる環境が整っています。是非当社で、“設備のプロフェショナル”を目指してほしいと思っています。

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