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2020年


安藤ハザマ 次世代エネルギープロジェクトの実証開始
−水素社会の到来を見据えた広域的省CO2プロジェクト−

2020年3月13日

安藤ハザマ(本社:東京都港区、社長:福富正人)は、日本が抱えるエネルギー問題の解決に向けた取り組みの一つとして2018年9月に「安藤ハザマ次世代エネルギープロジェクト」(注1)に着手し、この度2020年4月から実証試験を開始します。
本プロジェクトは、2018年8月に国土交通省の「平成30年度第1回サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」(注2)に採択されており、日本ファシリティ・ソリューション株式会社の協力を得て実証試験を進めます。

1.プロジェクトの概要(図1)および実証内容
安藤ハザマ技術研究所(茨城県つくば市)をはじめ遠隔敷地にある複数の需要拠点(注3)において次の3つの実証試験を進めます。

次世代型省CO2コージェネレーションプラントによるエネルギー供給の計画運用マネジメント(図2)
水素燃料の混合・切替が可能な燃料電池(図3)、水素燃料の混合可能なガスエンジン発電設備(図4)によるコージェネレーションシステムおよび大容量ナトリウム硫黄電池を組み合わせた発電プラントを設置し、発生する熱は、同敷地の宿泊施設等2施設へ供給します。
当面は都市ガスを燃料として運用し、供給するエネルギーの省CO2化を図ります。また、将来はCO2フリー水素を燃料として運転可能なコージェネレーション機を採用しています。

省エネルギーシステムによるエネルギー需要の計画運用マネジメント
安藤ハザマ技術研究所の本館棟では、外皮高断熱・窓複層化やDALI(注4)によるLED照明制御などの既往技術の活用によりエネルギー需要の縮減を図ります。そして、この縮減分を広域へのエネルギー融通分として活用します。

自己託送による広域的エネルギー融通マネジメント
上記プラントによって発電された省CO2電力は、自己託送制度を活用することで複数の広域需要拠点に送電されます。全ての電力需要を予測した上で発電調整を行い、省CO2エネルギー(電力)を広く融通することで、広域的なエネルギー融通マネジメントを実現します。 これらにより、複数広域の建物における省CO2化や工事現場における省CO2化にも寄与します。

3施設で利用される「電気」、「熱」を総合管理し、異なる建物用途(研究所、工場、工事現場)の需要予測を行うとともに、コージェネレーションプラントを精度良く供給調整します。これらのデータを取得・検証・改善していくことで、経済性と環境性の観点から最適エネルギーマネジメントの確立を目指します。

3.今後の展開
当社は、2019年12月に国際的イニシアチブであるSBTイニシアチブの認定を取得、さらにRE100に加盟しました(注5)。独自のCO2排出量削減目標を策定し、脱炭素で低負荷な循環型社会の実現に向けた取組を加速していきます。本プロジェクトはこの目標達成の一翼を担います。
当社は、先導的省CO2技術のノウハウを蓄積・検証し、さらに運用・展開することで次世代のエネルギーマネジメントシステムの構築とサステナブルな社会の実現に貢献していきます。


注1:
 
「安藤ハザマ 次世代エネルギープロジェクトに着手
 −水素社会の到来を見据えた広域的省CO2プロジェクト−」
  (安藤ハザマ:2018年9月21日公表)

注2: 「平成30年度第1回サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」
  安藤ハザマ技術研究所(茨城県つくば市)、安藤ハザマ千葉工場(千葉県千葉市)、大型土木工事現場(東京都内)間でエネルギー融通マネジメントを実施する。

注3: 「複数の広域需要拠点」
サステナブル性という共通価値観を有する省エネ・省CO2や低炭素化に係る先導的な技術の普及啓発に寄与する住宅・建築物の省CO2の実現性に優れたリーディングプロジェクトとして国土交通省が認定した事業。

注4: DALI
  Degital Addressable Lighting Interfaceの略。照明制御における国際標準規格(IEC 60929)。
メーカーを問わず制御できるオープンな規格であり、IoT制御に適応しやすい規格である。

注5:
 
「SBT認定の取得およびRE100イニシアチブに加盟
 −脱炭素・循環型社会の実現に向け温室効果ガス排出削減への取り組みを強化−」
  (安藤ハザマ:2019年12月18日公表)

図1: 本プロジェクトの概要


図2: 次世代型省CO2コージェネレーションプラント

図3: 水素混合/切替可能 固定酸化物形燃料電池(SOFC)

図4: 水素混焼可能ガスエンジン発電設備


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