女性がスキルを磨き、
キャリアを築く。
その新たな道筋がここにある。

安藤ハザマは「女性の活躍推進」に取り組んでいます。約3400名の社員のうち女性社員は11%の380人に達し、第一線の重要な戦力となっています。近年増加傾向にある育児休業取得者に対しても、法定を上回る制度を整備するなど仕事と家庭の両立を支援しています。ここでは女性4人の生の声を通し、その一端を紹介します。

Member

  • 榎原彩野
    土木職

    榎原彩野

    土木事業部
    技術第一部(※取材当時)
    シールドグループ
    土木工学科

  • 中井千尋
    建築設計

    中井千尋

    建築事業本部
    技術統括部(※取材当時)
    設計第三部
    地球総合工学専攻 建築コース

  • 野村奈緒
    建築施工管理

    野村奈緒

    首都圏建築支店
    工事第四部(※取材当時)
    工学部建築学科

  • 高橋陽香
    採用担当

    高橋陽香

    社長室
    人事部(※取材当時)
    人材開発グループ
    政治学部国際関係学科

建設現場はクリエイティブでダイナミック

ゼネコンを選んだのは、現場で働きたかったから。学生時代に東南アジアに滞在していた時、地域によっては社会基盤が全くの未整備である現状を目の当たりにし、その頃から土木技術者としての現場で働く関わり方を考えるようになりました。苦労もあるに違いないけど、きっと「現場」はダイナミックに動いていて完成した時の喜びも大きいはずと思ったんです。入社してから約3年間、トンネルを掘るシールド工事の現場を経験し、土木工事のダイナミックさを実感しました。

私はインターンシップに参加したときに現場の検査に同行させてもらって、同じ印象を持ちました。職人さんなど現場の方々は、真摯にモノづくりに取り組んでいる。現場内に建物を作り上げようとするエネルギーが溢れていることに素直に感動しました。入社して、さまざまな形で「建設」にかかわっている方々に出会いますが、みなさんの根底にはやっぱり、モノをつくる情熱が見えてきて、刺激を受けます。 また、最近、本社ではチリ、フランス、ベトナムからの外国人社員が増えてきて、建設会社として今後はもっと多様でグローバル、柔軟性に富んだ会社になっていくのではないかと期待しています。

建設会社というと男性社会のイメージが強いかもしれないけど、少なくとも当社に関してはそのイメージは薄れつつありますね。現場の更衣室もトイレも男女別に分かれていて清潔だし、分煙も徹底している。女性だからと特別扱いされることもない。ミスをすれば叱られるし、うまくできた時は「やったね」って声をかけてくれる。

私も入社当時は男性社会のイメージを持ってました。でも、男女関係なく同じように接してくれるのは、肩ひじ張らずに働くことができるから楽しい。他の3人と違って文系出身なので施工や設計はしませんが、それでも現場の事務担当を経験し、現場の面白さやゼネコンならではの規模の大きさを実感しました。現在は採用担当で、とくに近年は外国人採用も行っていて、学生時代に学んだ国際関係の知識が生かせるから張り合いがあります。

座談会

成し終えた時の安堵感と達成感がたまらない

トンネル工事ではシールドマシンといって、巨大なドラム缶を横倒しにしたような機械を使い、その先端に取りつけられたカッタ―を回転させて掘っていく。大きな工事にも関わらず、一つ一つの作業は繊細で、技術があるからこそ成し遂げられるのだと思いました。印象的だった仕事の1つは大阪で携わった工事です。通常シールドの掘進方向は横方向が多いですが、上方向に掘り進む工程があった。珍しい工法だったこともあり、色々な工夫をした経験がすごく勉強になりました。

私が嬉しかった仕事は、学生時代に身につけたアニメーション技術を活かしてプレゼンに役立てたことです。延べ床面積が東京ドーム4つ分、関東圏最大級の巨大商業施設建設に当たり、近隣住民への事前説明会をしました。田んぼ跡地に建設する計画で近くに川もあるから、近隣住民が一番心配されていたのは豪雨時の水災害でした。それを防ぐための雨水処理システムについてアニメーションを使って説明したんです。その説明がわかりやすかったようで、開発についてもご理解いただいて、最後は拍手をいただくなど、説明会にしては珍しい反響をいただくことができました。

それは、当社で設計施工した商業施設ですね。私もトイレの内装の施工管理を担当し、大変ではあったけどいい経験になりました。トイレの数が多い上に、さまざまな施工会社が工事を進めていますから工程管理に神経を遣う。悩んでいると先輩から「つねに先を見て工程を考えろ」と励まされ、ミスをカバーしてもらうことの連続。それでも何とか予定通り仕上がった時は、責任を果たせた安堵感と達成感がないまぜになって、とっても嬉しかったのを覚えています。

ひとつのことを成し終えた時って、嬉しいですよね。私も合併直後の決算の時に、作業量が多くて毎日遅くまで残業が続いた時は大変でした。でも、苦労した甲斐があって無事に決算を終えることができた時は、達成感を感じました。力を合わせ、みんなで乗り切った時の嬉しさは忘れないし、頑張ればできるって経験をしたのは大きな財産だと思っています。新入社員の時に上司に言われた、どんな難工事でも「終わらない現場はない」という言葉が常に心の中にあって、どんなに仕事が大変でも「終わらない仕事はない」と自分に言い聞かせて仕事に励んでいます。

座談会

ワーク・ライフ・バランスを実現できる環境がある

昔は「女性がトンネル工事現場に入ると山の女神が嫉妬し事故が起こる」と言われて、女人禁忌の風習が残っていたけど、今では関係なくトンネルの工事現場で働けるようになった。現場は大学以上に勉強することが多いけど、その分、刺激され成長できる環境にあると思います。仕事の内容は多岐に渡っていて、私の場合は、これまで現場の施工計画・監理だけでなく、研究開発、設計業務などにも関わってきました。色々な場所で経験を重ねながらスキルを磨いています。

私は今都内の医療施設の改修工事を担当しています。設計の際は、いろんなものを参考にしてイメージを膨らませます。建築雑誌だけでなく、テレビドラマなども参考にします。また、私は一児の母で、子供を病院に連れていくときなども、設計者の目線で、室内を眺めて、担当物件に活かせるヒントを探してしまいます。私のモットーですが、毎日いきいき生活して、いろんなことを発見したり、経験したりして、それを仕事にも活かしていきたいと思っています。

現場って、施工会社はたくさん入るし職人さんもさまざまな年代の人がいて、その触れ合いが楽しいし、いろいろな考え方を知ることができる。仕事だから大変なことがあるのは当然だけど、それ以上にワクワクすることがあって楽しい。ただ、最近は「そういえば女性と話をすることが少ない」と気づいて、ちょっとショック(笑)。

みんなの話は採用担当として、本当に参考になりますね。説明会などで学生とお話をする時は「モノづくりの楽しさ」や「竣工の喜び」など、苦労話も交えながらお話しをしています。同時に、ワーク・ライフ・バランスを実現できる環境整備に力を入れていることも伝えたい。私自身、土日はしっかり休み、オフはスキューバダイビングやフットサルを楽しんでいますから。それと、産休・育休を取得して元通りの職場に復帰して活躍している女性社員も多いことも伝えたいですね。

安藤ハザマ 「出産・育児」支援制度

  • 結婚
  • 配偶者同居支援制度

    同居する配偶者の転勤によって転居せざるを得なくなり、転居先から現在勤務する職場への通勤が難しく、勤務継続が困難になる場合、勤務地を変更できる制度

  • 妊娠
    出産
  • 産前産後休業

    産前6週間~産後8週間まで有給で休業できる制度

  • 育児
  • 育児休業

    最長でお子さんが1歳2ヶ月になる前日まで休業できる制度

    特別休暇(子女看護休暇)

    小学校入学前のお子さんを養育する社員が取得できる制度

    勤務時間の変更

    小学1年生の7月末までのお子さんを養育する社員が、短時間勤務、フレックスタイム制による勤務など働き方を選ぶことが可能(1日の所定勤務時間を5時間まで短縮することが可能)

    費用補助

    ベビーシッターの利用や認可外保育施設の利用に支援金を支給

    ジョブリターン制度

    出産・育児を理由に退職した定年制社員で、退職後5年以内の社員を対象にした再雇用制度

「けんせつ小町」が活躍する場は広く大きい

わたしは、子育てをしながら、仕事を両立しています。産前産後、育児休業を経て元の設計職に復帰しました。子どもは今年2歳になりますが、保育園のお迎えがあるので朝8時半から5時15分の定時になるよう仕事を調整しています。社内には子育てしているお母さん社員も多く、一日5時間の時短勤務を利用されている方もいます。出産前は不安なこともありましたが、今は以前に増して仕事にやりがいを感じることもあります。限られた時間の中でも成果を残せるようコミュニケーションを大切に仕事することを心掛けています。

制度が充実していて、仕事と家庭の両立が可能な環境が整ってきているのは大きな魅力ですよね。私は活用していませんが、特に配偶者の転勤先に合わせて勤務地を希望できる「配偶者同居支援制度」は魅力的だと思います。

現場にはいろいろな人がいて個性もそれぞれだけど、共通しているのは「人を育てる」思いの強さですね。困り事、悩み事があると察してくれて声をかけてくれる。まだまだ私自身の課題はたくさんありますが、女性の活躍できる場は広くて大きい。期待に応えて早く一人前になって「けんせつ小町」と呼ばれたい(笑)。

人材を育てることへの思いは、確かに強いですね。新入社員の頃、分からないことを先輩に質問したら周囲の先輩方も総出で教えてくれて、専門的な知識も分かるまで粘り強く説明してくれた。上司には「間違ってもいいからやってみろ」と背中を押され、さまざまな経験を積ませてくれた。採用担当の一人として、そんな社風や制度・環境など、当社の魅力をありのままに学生のみなさんに伝えたい。ONとOFFを上手に切り替えて充実した生活を送りながら、一緒に女性のキャリアの新しい道筋を築いていければと願っています。

座談会

ゼネコンガールたちのカバンの中身を拝見!

  • 榎原

    荷物はなるべく少なく手軽に。通勤に1時間弱かかるので、本を読んだり、スマホでお笑いネタを聞いています。本とお笑いがあれば、1時間もあっという間。

  • 中井

    保育園の送り迎えをしているので、緊急時のために母子手帳などは持ち歩きます。設計担当として、メジャーやサンスケ(三角スケール)も必携。移動中に気になる家具や建具の寸法を測り、手帳にメモすることもあります。

  • 野村

    現場でも美味しいお弁当を注文できますが、私は毎日手づくりのお弁当を持参。小物類は他の人が持っていないような個性的なモノを選びますが、ダーク系でそろえるのがこだわり。

  • 高橋

    採用担当は外出や出張も多いので、会社支給の携帯電話、個人用のスマホ、スケジュール帳、折り畳み傘は常にカバンに。名刺入れは入社祝いで母からプレゼントされた私の宝物。大切に使い続けています。

ゼネコンガールたちのオフタイム

  • 中井

    夫と娘と3人暮らし。夫も設計職なので、休み日はドライブがてら、子どもも連れて建物探訪を。たまに、同世代の子どもがいるご近所のファミリーとお弁当を持ちより、近所の公園でリフレッシュ。いい息抜きになります。

  • 榎原

    休みの日は、仕事のことは忘れ、旦那と家でのんびり、ゆったりと。その分、連休時などは、旅行で思いっきり羽を伸ばします。写真はヨルダンへ行った時のもの。海外へ行くと、「次の仕事も頑張ろう!」というエネルギーが充満します。

  • 高橋

    アクティブ派の私は、普段の休日は、同期や知人と共にフットサルを満喫。夏場は伊豆などでスキューバーダイビングを、冬場は雪山でスノーボードを楽しみます。身体を動かすことが大好きなので、日帰りでも苦になりません。

  • 座談会
  • 座談会
  • 座談会
  • 座談会
PAGE TOPへ