汚泥焼却灰への適用
汚泥焼却灰とは、下水汚泥を脱水し、さらに減量化・安定化させるために焼却したものです。減量化した汚泥焼却灰は、通常、廃棄物として埋立廃棄されていますが、埋立地が減少していることへの対応、環境保全、処分費の低減の観点から、再利用を推進することが求められています。そこで、超流体工法を用いて汚泥焼却灰を固める技術について検討したところ、高品質の硬化体を製造できることが分かりました。
石炭灰に比べセメントの添加率を若干大きくする必要がありますが、超流体工法、硬化促進剤(NaCl)を用いることにより、圧縮強度10〜30N/mm2程度の硬化体ブロックを製造することが可能です。
超流体工法で製造した汚泥焼却灰硬化ブロック
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セメント添加率と圧縮強度の関係 |
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硬化促進剤(NaCl)の効果 |
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