災害復旧事例
−詳細な調査データをもとに、適切な対策工を実施−
トンネルは地震や火山噴火などの自然災害によっても大きな被害を受けることがあります。
安藤ハザマでは、こうした自然災害により影響を受けたトンネルに対して、調査・計測技術を駆使して、健全性を評価するとともに、被害状況に応じた適切な対策工を提案・実施します。
火山噴火による災害の復旧事例:洞爺トンネル
2000年3月の有珠山の噴火により、噴火口に近い道央自動車道洞爺トンネルは大きく移動・変形し、覆工の崩落など大きな被害を受けました。
こうした前例のない災害に対して、安藤ハザマでは、日本道路公団をはじめとした関係各機関のご指導のもと、多面的な調査・計測を行って健全性を評価し、被害状況に応じて、地山補強や覆工の打ち替えなどの対策工を実施することで、2001年6月に無事供用を再開することができました。
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坑内のひび割れ発生状況 |
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炭素繊維シートによる補強 |
震災による破損の復旧事例:北神トンネル
1995年1月に兵庫県南部を襲った阪神・淡路大震災により、六甲山を貫く北神トンネルは、地震動と断層活動を受けて、輪切り状のひび割れが発生するなどの被害を受けました。
この復旧では、覆工のひび割れ注入、炭素繊維シート補強に加えて、路盤空隙注入を実施し、鉄道の早期復旧に貢献しました。
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北神トンネルの復旧概念図 |
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覆工コンクリートの補修 |
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