石垣修復
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崩落した石垣 |
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修復された後の石垣 |
名古屋城石垣
名古屋城と最初に修復を担当した石垣
場所:愛知県名古屋市
竣工:1985年〜
金のシャチホコで知られる名古屋城には、総延長6キロ、石の総数は24万個にものぼる石垣が存在します。安藤ハザマは、1959年に天守閣の復元を担当し、その後石垣の補修工事を手掛けてきました。この工事では、重要な文化財である石垣を痛めることなく、その安定性を的確に評価する非破壊探査技術を駆使し、石垣の傷み具合を判断します。また、実際の石積みでは経験を積んだ職人の技が必要です。戦国時代から伝承された石積み技法を駆使して、当時の状況を復元しています。
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石垣裏込め材の改修状況 |
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石垣一つひとつには「どこから持ってきた石なのか」 |
龍野城石垣
場所:兵庫県龍野市
竣工:1999年3月
阪神・淡路大震災で被害を受けた龍野城石垣の修復工事です。修復にあたって、石垣の上に建てられていた木造・土壁の埋門をジャッキアップ+スライド工法で一時的に移動し、石垣修復完了後、元の位置へ無事、復元しました。
苗木城石垣調査
場所:岐阜県中津川市
調査:2000年
石垣の補修工事に先立って、レーダー探査による調査を実施し、天然岩盤を巧みに利用して構築された石垣の内部構造を把握しました。
高松城石垣
場所:香川県高松市
竣工:2012年3月
日本三大水城の1つとして名高い高松城の天守台石垣は、築城後400年以上の歳月を経る中で長い年月にわたる潮の干満などの影響もあり、孕み出しなどの現象が起こったため、安藤ハザマによる解体・積み直し工事が行われました。城のお堀に棲む魚などに悪影響が出ないよう水質維持に努めるなど、環境面にも配慮して施工を行いました。
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