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日本青年館ビルの地図画像

日本青年館ビルの画像

2020年のオリンピック・パラリンピック開催に向けて再開発が進む東京。
安藤ハザマももちろんその一端を担い、今日もゲンバってます!

巨大鉄骨500トンのリフトアップは迫力満点!安藤ハザマで最大級の建築現場におじゃましま~す

ハザ丸 「あ~、やっぱり冬はこたつでみかんだよね~。もう一生出られない…」
アン姉さん 「コラ、ハザ丸!寒いからっていつまでもゴロゴロしないの。
お散歩がてら現場見学へ行くわよ!」
ハザ丸 「え~。たまにはアン姉さんだけ行って来なよ~。ボク、冬眠中なの」
アン姉さん 「冬眠なんかしない生態でしょ!こたつから、とっとと出た出た!」
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ということで、今回は久しぶりに東京都内の現場をご紹介!
2人がやってきたのは東京・明治神宮外苑エリア。

アン姉さん 「このあたりは国立競技場をはじめ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックへ向けてどんどん再開発が行われるエリアなのよ。そして本日見学する現場はこちら、日本青年館ビル(仮称)です!」

全国の青年団活動の中心施設!宝塚歌劇団やアイドルの聖地!?を訪問

お迎えしてくれたのは、所長のたけしぃ⤴に、すえっちかにぞうおじまるの4名。

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たけしぃ⤴ 「初代日本青年館ビルが開館したのは1925年。その後、1979年の建て替えを経て、今回が3代目になるんだ。じつは、以前は外苑の別の場所にあったんだけど、新しい国立競技場の建設・拡張のために、ここにお引っ越しすることになったんだよ」
ハザ丸 「2020年に向けて、着々と準備は進められているんだね。ところで、日本青年館ビルってどういうところなの?」
たけしぃ⤴ 「もとは、全国の青年団をはじめとする青少年活動の中心機関となる施設として開館したんだ。事業を行なうための事務所、各地から上京した際の宿泊施設、集会等を行なう大講堂がつくられた。
青年団の研修に利用されるほか、修学旅行の宿泊などにも使われてきたんだ。現在建築中の建物も先代の建物同様、オフィス、ホテル、ホールの機能を持つ複合施設となる予定だよ。中でも特徴的なのは1,249席もの大ホールと221室を有するホテル。ホテルには、ハンディキャップゲストルームを設置し、車イスの方にも利用しやすいように計画されているよ」

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おじまる 「また、日本青年館ホールは新人アイドルやアーティストの“登竜門”としても有名だよ。AKB48やももいろクローバーZも、初めてホールで行ったコンサートはココ、日本青年館ホールだったんだ!あとは、1969年から放送開始した『8時だョ!全員集合』等のテレビ番組の公開収録もされていて、時代を反映するようなホールなんだ」

アン姉さん 「宝塚歌劇団の公演の会場としても有名ですよね!すでに取り壊された2代目の日本青年館ホールには何度も通わせていただきました♪」
ハザ丸 「さすが『ヅカファン』のアン姉さん!だからこの現場に来たんだね」
アン姉さん 「そ、それだけじゃないわよ!ほかにもいろんなおもしろいことがある現場なの!」
おじまる 「ふふ!新しい日本青年館ホールでも宝塚歌劇団が公演を行う予定だよ。ぜひ楽しみに待っててね!」
アン姉さん 「はい!」

すでに気分揚々のアン姉さん

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500トンの「メガトラス」が4,000トンの荷重を支える!?巨大鉄骨の力とは?

「では、この現場の目玉をお見せするよ!」と、2人が案内されたのは、ホールとなる場所。

かにぞう 「見てごらん」
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アン姉さんハザ丸 「ひ、広い!」
かにぞう 「この空間をつくれたのがこの現場の目玉なんだよ。日本青年館ビルの特徴のひとつが、1階から4階にかけてつくられる大ホールなのだけれど、これほど広い空間に柱をつくらず、かつ5~16階の荷重に耐えるには、天井部分をかなり頑丈にする必要があるんだ。それを実現したのが『メガトラス』!」
ハザ丸 「メガト…?」
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    設置前の「メガトラス」。ホールの上階にあたる5階部分に設置され、
    上からの荷重をしっかり支える頼れる存在!

たけしぃ⤴ 「『トラス』とは、複数の三角形を組み合わせてつくる構造体のことだよ。そして、『メガ』の名のとおり、最大板厚9cmという、とてつもなく太い鉄骨で組まれているんだよ。通常、この規模の建物で使われるのは板厚5~6cm程度の鉄骨。東京スカイツリーに使われているのが10cm、日本一高い建造物の板厚に近い鉄骨といえば、そのすごさが伝わるかな?」
ハザ丸 「そんなにすごい鉄骨なんだ!あれ、でも鉄骨がさびているように見えるんだけど…?」
かにぞう 「安心して!さび(腐食)は鉄骨の表面に発生しているだけで、腐食が進行する前に錆止めの塗装を行ったり耐火性を高める素材で覆ったりするよ。だから建物の完成後には腐食が進行することもないし、鉄骨が弱くなることもないんだ」
  • 現場の画像

    現場の画像

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    柱にも板厚9cmの鉄骨が!太い!柱をぐるりと一周溶接するのにかかる時間は、
    なんと1日半!あまりの厚さに、ベテランの職人さんもひと苦労だったそう。

かにぞう 「ちなみに、メガトラス部分だけで、重さが約500トンあるんだよ」
ハザ丸 「500トン!?アン姉さん何人分になるんだろう…」
アン姉さん 「…ハザ丸、今夜の晩ごはん抜きね」

メガトラスが16m上昇!「リフトアップ工法」ってなに?

かにぞう 「さて、目玉その2。じつは、メガトラスは僕たちが立っている1階部分からグーンとあそこまで持ち上げたんだ。それを実現したのが『リフトアップ工法』だよ」
アン姉さん 「あんなに大きなものを!?どうやったのかも気になるけれど…どうしてわざわざ重いメガトラスを持ち上げる必要があったの?」
かにぞう 「従来の工法では、支保工という仮設の架台を高い所に設置してメガトラスを組み立てていたんだけど、リフトアップ工法は、低い所で先に組み立てたメガトラスを油圧ジャッキで高所に持ち上げる工法なんだ。だから支保工をつくる必要もないし、低い所で作業できるため安全なんだ。この工法を採用したおかげで工期を40日以上短くすることができたんだよ」

現場の画像

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アン姉さん 「なるほど。低い所だから、安全に作業ができて品質も確保しやすく、手間もコストもかからないというわけね」
たけしぃ⤴ 「その通り!ただし、その分、非常に高度な構造解析と施工技術が必要になるんだ。安藤ハザマの技術力の高さが証明されたとも言えるね」

メガトラスを持ち上げるしくみは下のイラストの通り。

イラスト

メガトラスの4か所に、一定の間隔に穴の空いた「ステップバー」を固定し、上部に「ベアロックジャッキ」を設置。油圧の力で、1回につき1穴分を持ち上げていく。

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たけしぃ⤴ 「穴は780mm間隔(上下部分は除く)で空いていて、1穴分持ち上げるのに約10分。この作業を慎重に繰り返しながら、リフトアップ開始から終了まで、およそ4.5時間かけてメガトラスを16m上昇させたんだよ。リフトアップ当日は式典も開催され、多くの人に見守られるなか、無事メガトラスが上昇したときは感激もひとしおだったね」

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  • 鉄筋工事中の降雪の画像

    式典では安全祈願や関係者による鉄骨への寄せ書きも行われた。寄せ書きは、大きなビルではよく行われることだそう

  • ストーブで雪を溶かしている画像

    一般財団法人日本青年館山本常務理事のかけ声&起動スイッチオンとともにリフトアップがスタート!

  • 鉄筋工事中の降雪の画像

  • ストーブで雪を溶かしている画像

  • メガトラスが上がっていく様子がこちら。無事、メガトラスは16m上昇してリフトアップ完了!

すえっち 「このあと工事が進んでいくと、メガトラスへの荷重が増してくる。頑丈な鉄骨を使用しているとはいえ、わずかだけれど重みでゆがんできてしまうんだ。そのため『ジャッキアップ』も行っていくよ」

現場の画像

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かにぞう 「ちなみにメガトラスは、このジャッキアップによる変形を先読みしてあらかじめ上に少し反らしてあるんだ」
たけしぃ⤴ 「大きな建物も小さな調整の積み重ねでできあがっていくんだ。そんな、扱う規模の幅の広さも建設工事の魅力だね」

外苑の地に、高さ約70mの新しいランドマークが生まれるのは2017年夏の予定。冬の寒さにも負けない現場の熱意は、完成後に訪れる来館者の熱気に変わってゆくのだ。

イラスト 完成予想図

安全は快適な職場から生まれる!
「外苑こまち」も活躍中

たけしぃ⤴ 「この現場のもうひとつの自慢が、職場環境づくりにこだわってることだね。
『笑顔ヨシ!健康ヨシ!で安全ヨシ!』をテーマに、みんなが快適に働けるよう日々改善しているよ。その努力の甲斐もあって、日建連(一般社団法人 日本建設業連合会)『第6回快適職場表彰』で特別賞もいただいたんだ」

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すえっち 「取り組みとしては、男女別ウォシュレット付洋式水洗トイレの完備や、喫煙所設置の分煙化、休憩室にカーペットエリアの設置、近隣の清掃活動などなど」
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  • みんなが快適に働けるように、広く意見を取り入れつつ職場を改善中!
    (左から「ウォシュレット付洋式水洗トイレ完備」、「休憩室カーペットエリア」)

しおみん 「快適な職場づくりのことなら、私たち『外苑こまち』の活躍もお忘れなく!」

いきなり現れたのは女性社員のしおみん
なんとしおみんは、ハザ丸の大ファン!それを聞いたハザ丸、ちょっと照れてる?

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ハザ丸 「ねえしおみん、外苑こまちってなんのことなの?」
しおみん 「この現場で働く女性社員で結成されたチームのことです!いま建設業では、現場などで活躍する女性たちを『けんせつ小町』という愛称で呼んでいて、業界全体で、女性が活躍できる職場環境づくりなどを積極的に取り組んでいるんです。
『外苑こまち』はこの現場のチーム名で、定期的にランチミーティングを行って、職場の改善点を話し合っていますよ。
これまでだと、現場沿いの歩道が帰宅時暗いことから外灯の設置を提案したり、現場の仮囲いを華やかにするために動物のステッカーを貼ったりしてきました」
  • ストーブで雪を溶かしている画像

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  • 外苑こまち全員集合!ランチミーティングではよりよい職場環境づくりのために活発な意見交換が行われている
    (左から「『チーム外苑こまち』集合写真」、「ランチミーティング」)

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    取材当日は12月ということで、仮囲いに貼られたステッカーもクリスマス仕様に

アン姉さん 「へぇ~!ランチでおいしいものを食べながらのミーティングなら楽しいアイデアが生まれそうね」
しおみん 「こうした提案を柔軟に受け入れてくれるのは、この現場の魅力ですね。また、女性専用のトイレや更衣室があるのはありがたいです。建設業界は、以前よりも女性が多くなったとはいえ、まだまだ少数派です。ここ数年で、こうした気持ちよく働ける環境が着実に整備されてきたことは、とてもうれしいです」
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    ハザ丸ファンのしおみんの暗躍(?)により、現場にはハザ丸が至るところに!おかげで現場のみんなは、いつも「ゲンバる」を楽しみにしているとか。ありがとう、しおみん!

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若手社員の絆は○○で深まる!?

「外苑こまちに負けないくらい、ここは若手社員の結束も強いんですよ!」と、しおみんから聞いたアン姉さん
それならインタビューしちゃおう!ということで、入社2年目のうえむうと7年目のまっちゃんを緊急招集!

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うえむう 「ここの魅力は、なんといっても人の良さだと思います。ここは首都圏でも大規模の部類なのですが、その分とても活気がありますね。同世代も多くて楽しいです」
まっちゃん 「僕は鉄骨の管理を担当しているんですが、特にメガトラスのリフトアップ前の時期はかなりプレッシャーがありました。そういったときに、他愛もない会話が気分転換になり、助けられました」
アン姉さん 「働きやすい職場には、良い人間関係は欠かせないわよね。これからも現場をみんなで盛り上げて、安全に作業を進めていってね!」

あのランドマークビルも!青山界隈には施工物件がいっぱい

現場見学を終えた2人の散歩はまだまだ続く模様。

アン姉さん 「このあたりは、都内でも特に施工物件が多いエリアなのよ。その中から厳選したのでレッツゴー!」
  • 新青山ビルの画像

    新青山ビル
    「青山ツイン」の愛称でも知られる、青山一丁目駅前のランドマーク的存在。1978年竣工

  • ホンダ青山ビルの画像

    ホンダ青山ビル
    新青山ビルの向かい、青山一丁目交差点の一角に構えるHondaの本社ビル。1985年竣工

  • 伊藤忠商事東京本社ビルの画像

    伊藤忠商事東京本社ビル
    東京メトロ銀座線「外苑前」駅直結。自然石仕上げが特徴的な高層ビル。秩父宮ラグビー場はこの建物の北側に位置しています。1980年竣工

  • 秩父宮ラグビー場の画像

    秩父宮ラグビー場
    国際試合や大学選手権などが数多く行われる、日本ラグビー界の中心的な競技場。 スタンド改修を2009年に手がけた。日本青年館の現場はこちらの真向かいにあたる

ハザ丸 「歩いていたら体もポカポカ温まってきた!
冬の散歩も悪くないね」
アン姉さん 「でしょう?外へ出るといろいろな発見があるんだから、
こたつの虫になるのもほどほどにね♪」
ハザ丸 「あ。こたつにみかん置きっぱなしだ!早く帰ろっと!」
アン姉さん 「ちょっと…!」

鉄筋工事中の降雪の画像

<工事概要>

工   事    名   称: 日本青年館ビル(仮称)新営工事
所   在   地: 東京都新宿区
発   注   者: 一般財団法人 日本青年館、独立行政法人 日本スポーツ振興センター
設計・監理者: 株式会社久米設計
施   工   者: 安藤ハザマ
工   事    概   要: 構造:SRC造(地下)、S造(地上)
規模:地上16階、地下2階、搭屋1階 延床面積 31,848.16m²
用    途: オフィス、ホテル、ホール、駐車場
取   材    時   期: 2016年12月

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