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鹿野川ダムの地図画像

山口県立大学学部共通棟新築工事の画像

今回取材した新築中の校舎。曲線を組み合わせたフォルムが印象的な5階建ての建物だ

ゲンバる初の「教育施設」現場!夏真っ盛りの山口へ!

東京から飛行機に乗り、本州最西端・山口県にやってきたアン姉さんハザ丸
取材を行ったのは夏真っ盛り。もちろん“晴れ男”ハザ丸パワーは健在で…。

アン姉さん 「お天気がいいのは嬉しいけど、暑すぎない?」
ハザ丸 「そんなこと言われても…。と、ところで今回の現場はどんな特徴があるの?」
アン姉さん 「今回はね、1つの建物に『RC造』と『SRC造』を使ってる現場なの」
ハザ丸 「ふーん。…RC造とSRC造ってどう違うの?」
アン姉さん 「えっと…百聞は一見にしかず!実際に現場へ行ってみよう!」
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「RC造」と「SRC造」はこんなに違う!

車で山口市に向かったアン姉さんハザ丸
現場は、山口県立大学の敷地内。出迎えてくれたのは、所長のおかぴー、副所長のかんちゃん、若手のザッキー
ハザ丸、さっそく質問をぶつけてみることに。

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ハザ丸 「こんにちは!どうして一つの建物にRC造とSRC造、両方使うの?」
おかぴー 「いきなりだなあ、ハザ丸。よし、まずはRC造、SRC造、S造の特徴を説明しよう」

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アン姉さん 「なるほど。そういう違いがあるのね」

おかぴーの案内で、建物の中へ。

アン姉さん 「これまで見てきた商業施設やマンションとはまた違う雰囲気ね」
おかぴー 「まずはRC造の教室を見てみようか。
RC造で大きな空間をつくる場合には、強度を保つために柱がたくさん必要になる。だけど、SRC造にすることで、柱をなるべく少なくして大きな空間をつくることができるんだ」
  • 教室の画像

    こちらがRC造の教室

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ハザ丸 「SRC造はどこに使われているの?」
おかぴー 「ほら、この大教室がSRC造にしたところ。広いでしょ!」

SRC造の実力に驚きを隠せないアン姉さんハザ丸

  • 大教室の画像

    こちらがSRC造の大教室。柱が部屋の中央にないため広い空間となっている

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「工程管理」は縁の下の力持ち!?

見学していく中で、アン姉さんは“あること”に気づいたよう。

アン姉さん 「竣工前の現場はバタバタしていることが多いのに、この現場はなんだか落ち着いているね」
おかぴー 「それは、副所長のかんちゃんが『工程管理』を一手に担ってくれているおかげなんだ」

一つの現場には、たくさんの人や協力会社が関わる。規模が大きくなればなるほど、誰がいつ、どこで、どんな作業を、どのような流れで行うかという『工程管理』が重要になってくる。

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かんちゃん 「1つの作業が遅れると、その後に予定していた作業も遅れることになってしまう。現場ではいろいろイレギュラーなことも起きる。そんな時には各所と調整して工程管理を見なおしたりするよ」
ハザ丸 「ところでSRC造だと、RC造より工程管理も大変なの?」
おかぴー 「そうだね…SRC造だと鉄骨を使うから、大きな建設重機が必要になる。ここは3方を山に囲まれているし、敷地内では別の校舎も建設中なんだよ。だから重機を入れる時には、どうしても他社が建設中の敷地を通らないといけないんだ。だからいつどんな作業をするか、他社とも、細かく連携を取り合う必要があるんだよ」
アン姉さん 「お互いにスムーズに工事を進めるためにも、大切なことなのよね」
おかぴー 「また、大学は工事期間中も学生さんに開放されている。だからこそ、学生さんへの安全対策や、学校行事に支障がでないようにする調整も必要なんだ」

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一番の敵は気候!?「I’m OK!?」運動で乗り切れ!

ここでハザ丸アン姉さん、耐え切れずポツリ…。

アン姉さん&ハザ丸 「あ、暑い…」
おかぴー 「ここはほら、盆地だから。夏は暑く冬は寒くなるんだよ。気候との戦いも大切になるんだ」

暑い季節の大敵は、なんといっても熱中症!現場では熱中症対策の飴やドリンク、製氷機などを用意して、万全な対策をとっているという。

おかぴー 「あと、僕が心がけているのが『I’m OK!?運動』!」
アン姉さん&ハザ丸 「I’m OK!?運動???」
おかぴー 「現場でみんなに、『I’m OK!?』と声をかけることにしているんだ。ちゃんと返事が返ってくるかどうかで、それぞれの体調が把握できるし、コミュニケーションにもなる」

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アン姉さん 「ねえおかぴー、さっき冬は寒くなるって言ってたけど、どんな対策をしているの?」
おかぴー 「冬は雪が積もるんだよ。鉄筋に雪が積もると、コンクリートの作業ができなくなる。だから、ストーブなどで雪を溶かすんだよ」

現場は日々、気候や自然との戦いなのだ。

  • 鉄筋工事中の降雪の画像

    鉄筋工事中の降雪。かなり積もる

  • ストーブで雪を溶かしている画像

    ストーブで雪を溶かす。熱を逃さないための
    シートで現場全体を覆う

若手もゲンバってます

この現場でも、若手社員が奮闘中!ザッキーはメガネの似合うさわやか男子だ。

ザッキー 「入社してすぐ、この現場に来ました。
今は現場作業の調整などを担当していますが、まだまだうまくいかないこともあります。でも、職人さんたちが優しくしてくれますし、頑張らないと!って思ってます。大変なこともあるけど、図面通りに建物が出来ていくのを見ると、やっぱり面白いし、感慨深いです」

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生まれ育った地元が駅の再開発で大きく変化したことから、「駅舎を手がけることが夢」というザッキー
その日を目指して、頑張って!

地域一体型の保育園「はあと保育園」へ!

さて、もはや恒例!?アン姉さんハザ丸、今回も近隣の施工物件へ寄り道することに。
2014年に竣工した山口市の「はあと保育園」は、国内でも最も権威のある建築賞のひとつ「BCS賞」を受賞したスゴい建物!

ハザ丸 「うわあ…すごく開放感のある外観だね!でも建物の中に入ると、天井の高さがちょうどよくて落ち着くなー」
アン姉さん 「ここはね、天井を子どもたちの身長にあわせてちょうど良い高さにしているの。子どもたちが過ごしやすいように細かい部分まで考えられているのよ」
ハザ丸 「そうなんだ!…え?子どもたちの身長に!?」

また、大きな特徴として、保育園を利用していない親子も、目の前にある公園から敷地内の「子育て支援室」が利用できたりと、
「地域と一体になり、コミュニケーションができる」ようになっている。

  • はあと保育園の画像

    はあと保育園の全景

  • 植栽の画像

    2階には多くの植栽があり、子どもたちが季節の変化を見つけられる工夫も

  • はあと保育園の遠景の画像

    はあと保育園の遠景。手前に見えるのは公共の公園。「子育て支援室」にもつながっている

広島支店へおじゃましました!

ゲンバる初めての中国地方上陸、せっかくなので(!?)
2人は広島支店に寄ることに。
カープ好調で広島市内が浮き立つ中、
たっちゃん(してんちょー)&むとーのコンビが登場。

たっちゃん 「よく来たね!山口県立大学の見学はどうだった?広島もいいところだよ」
むとー 「せっかく広島に来たんだから、もっと施工物件を見ていきなよ」

というわけで、広島市内の施工物件を見に行くことに。

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  • JEI広島八丁堀ビルの画像

    2006年竣工のJEI広島八丁堀ビル。
    交通量の多い通りに面している事務所ビル

  • 藤東クリニックの画像

    2010年竣工の藤東クリニックは府中町で
    唯一の産婦人科。曲線を生かした外観が特徴で、
    外光を取り入れて院内は明るく開放感もある

ハザ丸 「今回もいろいろな物件が見られて、来てよかったね」
アン姉さん 「じゃあせっかくだから、本場の広島お好み焼きを食べて帰ろうか」
ハザ丸 「やった〜!もうお腹ぺこぺこだよ」
アン姉さん 「…それ以上大きくならないようにね!」

<工事概要>

工事名称: 山口県立大学学部共通棟新築工事
所 在 地: 山口県山口市
発 注 者: 山口県
設 計 者: 村重保則現代建築設計事務所・中央設計特定業務共同企業体
施 工 者: 株式会社安藤・間・協和建設工業株式会社・株式会社西谷工務店特定建設工事共同企業体
工事概要: RC造(一部SRC造)地上5階 延床面積 6,515m³
用  途: 教育施設
取材時期: 2016年7月

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