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サービス・ソリューション

処分場の適正閉鎖技術

処分場の適正閉鎖技術の概要

既設の処分場の中には、現行の構造基準を満足していなかったり、供用中に遮水構造が破損したために、廃棄物からの浸出水が外部に漏れているケースがあります。こうした処分場においては、処分場を適正に閉鎖することによって、浸出水の拡散を早急に防ぐ必要があります。主な手法としては、1.鉛直遮水壁の構築、2.オーバーキャッピング、3.水処理施設の設置があり、安藤ハザマでは、諸条件に応じた手法を提案し、適切な技術によって確実な閉鎖を実現します。

鉛直遮水壁工

処分場の外縁に連続した遮水壁を築くことで、浸出水の周辺部への拡散を抑えます。

特長

  1. 高い遮水性を有した地中連続壁を構築することで、外部への汚染拡散を防止します。
  2. 地盤条件に応じた工法を選択し、経済的に施工することができます。
  3. 構築される連続壁の品質を確保する試験方法が確立しています。

TRD工法

TRD工法

地盤に挿入したチェーンソー型のカッターを横方向に移動させて、溝の掘削と固化液の注入、原位置土との混合を同時に行い、地中に連続した遮水壁を構築します。透水係数10-7〜10-9cm/sの壁をつくることが可能で、特に土砂地盤または直線的な遮水壁の構築に適しています。

CSM工法

カッターユニットで鉛直方向に削孔し、同時にセメントミルクを注入して混合撹拌を行い、ソイルセメント壁体を構築します。透水係数10-7cm/s以下の遮水壁をつくることが可能です。CSM工法は、コーナー部でも通常の施工サイクルで施工できるほか、硬質な地盤にも対応するなど、高い施工性を有しています。

CSM工法

CSM工法

シート壁工法

高密度ポリエチレンシートをガイドフレームに装着して地中に打設します。高密度ポリエチレンシートは耐久性、耐薬品性に優れ、経済的です。用途によってはソイルセメント壁を組み合わせて多重化し、より信頼性の高い構造とすることができます。

オーバーキャッピング

表層部に遮水機能をもたせ、廃棄物への雨水の浸透を制御することによって浸出水そのものを減少させ、周辺への影響を抑えるとともに、処分場の維持管理コストを低減します。

特長

  1. 雨水の浸透を抑制し、水処理の負担が低減されます。
  2. 目的に応じて完全遮水型、浸透制御型が選択できます。
  3. 浸透抑制型では、廃棄物の分解促進を図ることが可能です。

完全遮水型

排水層、遮水層、ガス抜き層を組み合わせた構造により、処分場の表層部を完全に遮水し、廃棄物層への降雨の浸透をほぼゼロにします。埋立廃棄物が有害物の場合、また埋立廃棄物がほぼ安定している場合に適用されます。

シート系材料を遮水層に用いた構造(例)

土質材料を遮水層に用いた構造(例)

浸透制御型

完全遮水型と同じく、排水層、遮水層、ガス抜き層を組み合わせた構造ですが、遮水層にある程度の透水性をもたせ、廃棄物層へ降雨の一部を浸透させることによって、浸出水を抑えながら、埋立廃棄物の分解を図ります。埋立廃棄物の浄化・安定化を促進させたい場合に有効です。

シート系材料を遮水層に用いた構造(例)

土質材料を遮水層に用いた構造(例)

複合的な適正閉鎖事業の事例

鉛直遮水壁工の施工状況。
日本で初めて処分場の適正閉鎖工事にCSM工法を適用。

さまざまな手法や技術を複合的に適用することによって、最終処分場の閉鎖をより効果的に行うことができます。安藤ハザマが手がけた大分県豊後大野市の処分場では、TRD工法とCSM工法の併用による鉛直遮水壁の構築、オーバーキャッピング等を実施し、確実な適正閉鎖を実現しました。

大野広域連合旧東部埋立処分場適正閉鎖工事(大分県)

埋立面積:

14,200m2

埋立容積:

71,000m3

工事概要:

鉛直遮水壁工(8,022m2)、オーバーキャッピング(9,237m2)、雨水集排水設備、地下水集排水設備、浸出液処理施設、発生ガス対策設備工事等

竣工:

2006年3月

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