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技術研究所

RAQDES(ラクデス)

技術概要

下水道や水路などの小断面シールドトンネルに求められている二次覆工の省略によるコスト削減という課題を、ユニークな着想によって解決に導いたのがRAQDES(ラクデス) です。
核となる技術はセグメントの4分割化。これに緩衝キーなどの合理的な継手構造を加え、継手金具を用いることなくきわめて高い覆工構造の安定性を実現。これによって継手部の処理が不要となり、止水性や内面平滑性など、これまで二次覆工が果たしてきた役割をセグメントによる一次覆工のみで担うことが可能となりました。経済性と品質の両立を追求したのがRAQDES(ラクデス)です。

RAQDES(ラクデス)の概念図

特 長

  • トータルコストを低減

    二次覆工省略によってそのコストを低減するだけでなく、掘削断面の縮小に伴うコストダウンも可能です。また継手構造が簡略化されたため、セグメントのコストも低減できます。

  • 施工性の向上と工期の短縮

    ボルトボックスの充填工や金具の防錆処理の必要がありません。さらに、二次覆工省略による工期の短縮も実現できます。

  • 高い構造安定性を実現

    土水圧により発生する曲げモーメントが小さい部分に継手を配置できる4分割セグメントの構造特性と、変形に抵抗する千鳥組効果により、高い構造安定性と真円度が確保され、軟弱地盤への適応性にも優れています。

  • 優れた止水性、内面平滑性を確保

    継手に設けた緩衝キーによって応力が分散され、漏水の原因となるクラックの発生を抑えることができます。さらに、高いリング剛性により継手の目開きが小さく、シール材の機能が十分に発揮されるため、継手部の止水性にも優れています。また継手を工夫することにより内面が平滑であるため、優れた流下性能が確保されます。

セグメントの継手全周に設けられた緩衝キー

構 造

  • セグメントの分割(継手配置)と組立

    1リングを構成するのは内面が平滑な4つのRCセグメント。この4分割化は、リング断面に発生する曲げモーメントが0になる点が4ヶ所あることに着目したもので、ここに継手を配置することによって、きわめて高いリング剛性が確保されます。このために継手構造が簡略化され、構造用の継手金具を用いることなく、継手面を突き合わせることによるセグメントの組立てが可能です。

  • リングの継手と組立

    セグメントリングどうしの組立にも構造用の継手金具を用いることなく、緩衝キー(円弧状の凹凸)を設けた継手面を接合することによって、隣接リングに荷重が滑らかに伝達します。さらに、セグメントの千鳥組配置によって構造安定性を向上させています。なお、組立時においては、組立用の治具によってリングどうしを締結し、安定性を確保します。

曲げモーメントの分布と4分割セグメント継手の配置

施工実績

【施工例1:落合川雨水幹線工事】

発注者

東京都下水道局

工事件名

落合川雨水幹線工事

工事場所

東京都東久留米市〜小平市

工事内容

路線延長

2,360m

セグメント外径

φ2,800mm

仕上がり内径

φ2,400mm

覆工厚

200mm

土被り

5.3m〜9.8m

土質

粘土混じり礫

地下水圧

0.04MPa以下

【施工例2:小平雨水幹線工事】

発注者

東京都下水道局

工事件名

小平雨水幹線工事

工事場所

東京都小平市

工事内容

路線延長

417m

セグメント外径

φ2,550mm

仕上がり内径

φ2,200mm

覆工厚

175mm

土被り

5.9m〜7.8m

土質

関東ローム、粘土混じり礫

地下水圧

0.01MPa以下

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