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短期間立体交差施工技術 「RAINBOW工法」

技術概要

現在、首都圏や大阪・名古屋といった大都市圏の交通渋滞は深刻な社会問題となっています。

交通渋滞は、大気汚染をはじめとした周辺環境へ悪影響をもたらすとともに、渋滞による損失時間は経済価値に換算すると多額な損失となっています。したがって、交通渋滞の解消は、都市生活環境の向上とともに、都市機能再生による経済の活性化にもつながる有効な方策の一つです。

しかしながら、既に過密化している都市内の交差点において、現況交通を確保しながら交差点の立体化施工を行うためには、狭隘な作業エリアでの施工を余儀なくされ、工事期間が長期化する傾向にあります。一方で、資機材搬入や建設残土などの搬出により、工事区域周辺が慢性的な交通渋滞に陥るなど矛盾した事態となっている工事もあります。

交差点立体交差化工事のうち、下部工は、従来基礎構造と橋脚を地中にてフーチングで接合する構造が一般的に採用されています。したがって、フーチング構造物を施工するために障害となる地下埋設物の切廻しなどが必要となり、現況交通を確保し、現況道路を切替えながら分割して施工することが必要であり工期の長期化の大きな原因となっています。

こういった問題を解消すべく、道路の交差点立体化をより短期間に施工可能とする「RAINBOW(レインボー)工法」を開発しました。

従来工法との比較①

RAINBOW工法では、橋脚柱と基礎構造を一体化したパイルシャフト構造橋脚を採用することによって、地下埋設物を回避して施工することが可能となり、さらに作業エリアも縮小させることができることから、工期短縮および通行車両への影響低減が可能となります。

パイルシャフト構造橋脚

PCウェル基礎+鋼製橋脚

従来工法との比較(下部工)

従来工法との比較②

上部工においては、橋梁形式に鋼床版箱桁(鋼製地覆)構造(下図参照)を採用し、上塗り塗装までを工場塗装とし、交差点部の架設を特殊ドーリーによる一括架設工法、側径間の架設を順次トラッククレーンベント工法にて施工することにより、架設期間と橋面工事期間の短縮が可能となります。また、従来、現場で行われていた部材の組立・塗装・橋面工などの作業工程も大幅に減少し、全体工事期間の短縮が可能となります。

上部工構造図

工期短縮

工事開始から供用までの期間を短縮し、かつ、従来工法を採用した場合の建設費以下にコストを抑制できます。延長400mの4車線道路のうち2車線を立体交差化する場合、従来工法では、現地施工に15〜18か月必要ですが、本工法では5〜6か月程度に短縮可能です。
また、大規模な施工設備・機械を用いないので、振動・騒音などの周辺への影響を低減できます。

工程

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