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FEATURE

LAGO 大津

「LAGO 大津」は、地域のさらなる魅力・賑わいの創出と持続可能な環境づくりを目的とし、大津市がPark-PFIを活用し公募した「大津市なぎさ公園(市民プラザ)再生において選定された、公園一体型店舗の計画である。本事業では、敷地面積24,000㎡のうち湖岸園路を除く約15,000㎡を近江の里山をキーワードとした「琵琶湖の森」として整備し、中央部に公募対象公園施設として飲食・物販店舗を配置した。また建物の南面と西面を、建築盛土で丘形状に覆うことで、琵琶湖の森とその先に広がる琵琶湖といった地域の景観・情景に溶け込む個性的なファサードとして計画した。

INFORMATION

所在地
滋賀大津市
主要用途
店舗(飲食/物販)
敷地面積
23,864.32㎡
建築面積
1,155.91㎡
延床面積
1,390.19㎡
階数
地上2階
主構造
鉄筋コンクリート造

・たねや 「LAGO 大津」公式HP リンク
・安藤ハザマ公式YouTubeチャンネル「LAGO 大津」リンク

3つの計画方針

本計画では、以下の3つの考え方を基本方針として全体の計画を行った。
01.近江の里山・琵琶湖の森.......... 近江の里山の風景を「琵琶湖の森」として敷地内に計画し、古来からある地域の景観や環境に配慮した場所として再編する。
02.再生可能エネルギーの利用...... ゼロカーボンパークの実現を目指し、立地条件を最大限に活用した再生可能エネルギーを利用した環境配慮型の施設づくりを行う。
03.共に考え・創造する.................. 施主/行政/設計者/デザイナー/施工者/大学 等、関係者みんなで考え協働し、地域に根付く息の長い計画とする。

01.近江の里山・琵琶湖の森

近江の里山・琵琶湖の森

近江の里山をキーワードとした地域の景観と情景に溶け込む「琵琶湖の森」の計画

「琵琶湖の森」では人と自然が共に生きる里山の環境を目指し、周辺山地の植生調査結果から選定した地域種による植栽計画を行った。萌芽更新株(愛称:やまおやじ ❹)の移植をはじめ、多種多様な生物を育む為の種子や苗木を配置し整備している。また水再生センター(❶)から引き込んだ再生水を活用 して水景施設(❺)を設け、近江の里山の生物多様性の縮図再現に取り組んだ。各緑地帯は敷地の高低差を考慮して配置したテラス(❽❿)を介して回遊可能になっている。メインショップは、①ボリューム構成 ②細部形状の工夫(斜壁R壁 多角形柱 波形パラペット等) ③建築盛土 により有機的な形状とし、琵琶湖へ繋がる地域の景観や情景に溶け込む外観とした。(❷❸)

02.再生可能エネルギーの利用

再生可能エネルギーの利用

-ゼロカーボンパークの実現を目標とした、再生可能エネルギーの利用-

本計画では、立地条件を最大限に活用した、以下の3つの再生可能エネルギー利用に注力し、Nearly ZEB/CASBEE Sランクを取得した。
①下水熱利用... 隣地の水再生センターより下水処理水を敷地内に引き込み、熱交換により外調機システムの熱源として利用。
②地中熱利用... 敷地の高低差を活かし建物の基礎下やメインテラスの下部に採熱管を敷設し、空調システムの熱源として利用。
③太陽光利用... メインショップ屋上及び駐車場カーポート屋根上に敷設した太陽光発電パネルによる創電、トップライト設置による昼光利用。

03.共に考え・想像する

共に考え・想像する

-みんなで議論し、みんなでつくる 琵琶湖の森の計画-

本計画では、施主/行政/大学 等と協働し、体験型のイベントや継続的なモニタリングを通して、利用者と共に森を育て”未来”を発信し続ける豊かな空間づくりのための運営を行っている。設計時、施工時、竣工後と各フェーズ毎に様々な関係者が計画に関わり、共に考え、創造することで、継続的に地域に愛される息の長い計画になることを期待した。