「日本青年館・
日本スポーツ振興
センタービル」
建設プロジェクト
新国立競技場建設に伴い、東京・神宮外苑エリアにおいて施設の再配置計画が進行している。その中で、ホテルやコンサートホールを有し、全国各地の青年団活動を支える本部事務局もある複合施設「日本青年館」の移転・建替が行われることとなった。
特にこのコンサートホールは、ミュージカルや演劇、音楽ライブなど、数々の公演が行われてきた歴史ある大ホールとして知られていた。昨今、公演開催の需要が高まりを見せているが、首都圏に点在する大ホールの老朽化が著しく、閉鎖や改修工事による休業が相次ぎ、会場数不足が深刻化している。また、首都圏への旅行客数が増加していく中、ホテルの客室不足は観光産業の課題の一つである。今回の移転・建替において求められたのが、コンサートホールやホテルの休業期間を最短にし、営業を早期に再開することだった。安藤ハザマは課題解決のために「1階先行床工法」「メガトラスのリフトアップ工法」を採用し、5ヵ月間の工期短縮を実現した。