安藤ハザマ(本社:東京都港区、社長:福富正人)は、スタートアップ・ベンチャー企業である株式会社グロースパートナーズ(本社:東京都港区、代表取締役:藤井成厚、以下、GP社)に34%の出資を実行しました。
GP社が特許を保有するセルドロン(注1)は、セルロースの持つ高い吸水性と特殊な粒子構造により、「高含水・高流動性固液混合物」の流動性を「瞬時」に「簡単」に低下させる効果があるため、残コン・戻りコン(注2)処理、汚泥処理や水害復旧等の作業性を向上させることが可能で、工期短縮や処分・処理コスト圧縮にも有効です。セルドロンCを用いた生コンクリート処理工法はNETIS(注3)にも登録されています(NETIS番号:KT-200036-A)。
また、セルドロンは、原料にシュレッター屑などの使い古した紙を使用することから、環境にやさしい添加材です(注4)。

セルドロン
同技術は、当社が進めている「CARBON POOLコンクリート」研究開発(注5)において、残コン・戻りコンを活用する際などにも有効な添加材であり、環境に優しい同技術を積極的に活用していく考えです。
安藤ハザマは、長期ビジョン「安藤ハザマVISION2030」で掲げる「環境価値の創造」戦略を推進し、環境負荷低減に貢献する技術やサービスの創出により、カーボンニュートラルな社会の実現に向けた取り組みを加速していきます。
GP社概要 | |
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会社名 | 株式会社グロースパートナーズ URL https://gpgp.tokyo/index.html |
所在地 | 東京都港区赤坂6-10-42 パシフィックパレス赤坂401 |
代表 | 代表取締役 藤井成厚 |
資本金 | 8,000万円(2022年6月30日現在) |
事業概要 | セルドロンの製造販売 |
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セルドロン
古紙のリサイクル製品であり、細かなセルロース繊維で構成される微細粒子。 -
残コン・戻りコン
残コンは工事現場で使用されずに余ったり残ったりしたコンクリート(生コン)のこと。戻りコンはミキサー車から荷降ろしされずに出荷元の生コンクリート工場に戻されるコンクリート(生コン)のこと。 -
NETIS
NETIS(新技術情報提供システム)とは、民間企業等により開発された新技術に係る情報を、共有及び提供するためのデータベースであり、国土交通省によって運営されている。 -
土壌汚染対策法28項目の溶出試験検証済み。
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NEDOのグリーンイノベーション基金公募事業に提案採択
(安藤ハザマ2022年1月28日リリース資料を参照)