主な取り組み内容
女性活躍推進法に基づく行動計画
2023年4月からの行動計画では、定年制社員に占める女性比率を15%以上とすること、男性社員の育児休業取得率を50%以上とすることの2つを目標として、取り組みを進めています。

女性比率の推移
両立支援制度・働き方改革
安藤ハザマでは、社員が長く働き続けられるために、育児や介護と仕事を両立するためのさまざまな制度を導入しています。男女ともに育児休業を取得できるほか、男性は配偶者出産時の特別休暇も取得可能です。それらの制度を利用しやすくするため、ハンドブックの配布やセミナー、上司も交えた面談などを行っています。2022年度は出生時育児休業(産後パパ育休)制度に合わせ、「子育て支援制度ハンドブック」を改訂しました。
また、育児や介護などの制約がない社員についても、より働きやすい環境となるように、全社員を対象に、コアタイムなしのフレックスタイム制度や在宅勤務制度を導入し、多様な働き方ができる環境づくりを進めています。

子育て支援制度ハンドブック

介護ハンドブック
経営幹部・管理職対象のセミナーや研修
ダイバーシティ推進の重要性を改めて学ぶために、ダイバーシティをテーマにした経営幹部セミナーを実施しています。また、女性フォーラムには経営幹部は必ず参加しています。
2017年度から実施している管理職対象のダイバーシティマネジメント研修では、人には無意識のバイアスがあることを知り、それを意識化することの重要性を学びました。また、女性活躍に向けての内容だけではなく、男性の育児休業取得に関するケースや若手社員に対するケースなども扱うことで、社員が求めることも多様化していることを知り、多様な人材をマネジメントすることの理解を深めています。
2022年度は経営幹部を対象に「Z世代が選び活躍する人的資本経営」をテーマに研修を実施し、Z世代が持つ価値観や特徴を交えながら、時代の変化や組織マネジメントにおける常識の変化を再認識する機会となりました。

ダイバーシティマネジメント研修
女性社員の意識醸成やネットワークづくり
安藤ハザマでは、女性を後押しするセミナーや研修を実施しています。2014年には、全女性社員を対象に『女性活躍推進・意欲向上セミナー』を実施し、自分らしいキャリアを自律的に築くことを学びました。また、全国の女性社員が集まることで、職場や職種を超えたネットワークづくりの場となりました。
また、2021年度からは地域職の社員を対象としたキャリア形成支援研修を実施し、2022年度は女性経営者を社外より招いてキャリア支援セミナーを開催しました。
社外取締役と女性社員の座談会、女性技術者の交流会なども行い、会社全体として女性を応援する取り組みをしています。また、2023年度も女性向けの研修として、女性のキャリア形成を支援する目的の集合研修を継続実施しており、アセスメント結果や他者とのグループワークなどを通じて自分自身への理解を深め、セルフコントロールを高める手法を習得するほか、女性社員同士のネットワークを構築する機会となっています。
その他、ゼネコン女性交流会を通じて、他社の女性と情報交換やネットワークづくりの機会として役立てています。

意欲向上セミナー

社外取締役と女性社員の座談会
働きやすい職場環境の整備
働きやすい職場環境整備として、まずは施設面の対応を行っています。当社の女性社員が配属されていない現場も含めて、基本的には全現場を対象とし、女性専用トイレや鍵のかかる更衣室を設置することを進めています。女性専用トイレの設置を進める中で男性用トイレも同時にキレイになり、男性からも好評を得ています。
その他、けんせつ小町工事チーム(技術者・技能者のチーム)と人事部との意見交換会や、男女ともに育児や介護などで制約のある社員へのヒアリングなどを行い、より働きやすい職場環境整備のために生かしています。

トイレの入り口に目隠しを設置。左側が女性用、右側が男性用
未来のけんせつ小町のために
未来のけんせつ小町のタマゴである理系女子を増やすため、小中高生向けのイベントを積極的に行っています。日建連主催の『けんせつ小町活躍現場見学会』や帝京大学宇都宮キャンパス主催の『女子中高生の理系進路選択支援プログラム』に参画しています。また、独自のイベントとして、女子中高生と女性技術者との交流会などを開催しています。
その他、『建設業界での女性の活躍』や『ダイバーシティの推進』をテーマに大学での出張授業も実施しています。

けんせつ小町活躍現場見学会

測量体験(夏のリコチャレ)

女性技術者との交流会(夏のリコチャレ)