安藤ハザマ(本社:東京都港区、代表取締役社長:野村俊明)と関東学院大学(本部:横浜市金沢区 学長:規矩大義)は、7月12日~14日にわたって、東日本大震災で津波の甚大な被害を受けた宮城県気仙沼市でタグラグビー大会を開催するなどのボランティア活動を実施しました。気仙沼市における安藤ハザマと関東学院大学の活動は、今回で4年目を迎えます。
この活動は、「津波で地元のタグラグビーチームの道具が流されてしまい、子どもたちがラグビーをできないでいる」という報道に触れた安藤ハザマの社員(関東学院大学OB)が、関東学院大学のラグビー部などに声をかけてスタートし、震災発生の2011年以降、気仙沼市でボランティア活動やタグラグビー大会などを実施しているもので、2012年と2013年には、現地での活動の他に、気仙沼市大島の児童を横浜市の関東学院大学に招いてタグラグビー大会を開催するなど、交流を続けてきました。
今回は、関東学院大学からラグビー部に加えて硬式野球部の学生も参加し、安藤ハザマの社員とともに、気仙沼市大島で牡蠣養殖に用いるための1つ50kgもある重りをつくる作業や、地元小中学生を対象にタグラグビー教室や野球教室を開催するなどしました。
中でも気仙沼市立鹿折中学校の仮設グラウンドで7月13日に開催した”福幸!気仙沼「絆カップ2014」”と題したタグラグビー大会では、安藤ハザマの社員や関東学院大学の学生が、子どもたちの指導役となりながら、400人の参加者と一緒に汗を流しました。
参加した子どもたちは「負けちゃったけど、試合ができて楽しかった」「去年は、1試合も勝てなかったけど、今年は勝つことができてうれしかった」などと、大会を楽しみました。また、関東学院大学ラグビー部の栗山陽繁さん(4年生)は「気仙沼の子どもたちは、学校のグラウンドに仮設住宅があるため、運動が不足がちだと聞いていましたが、元気いっぱいに走りまわっている姿を見て安心しました。また、この大会に参加したことをきっかけにして、高校や大学のラグビー部で活躍するような選手がでてきたら本当にうれしいです」などと活動を振り返ります。
安藤ハザマと関東学院大学は、今後もこのような活動を通じて、東日本大震災で被災した地域の復興を支援してまいります。


