安藤ハザマ(本社:東京都港区 社長:野村俊明)と関東学院大学(本部:横浜市金沢区 学長:規矩大義) は、7月11日(土)、12日(日)の2日間、東日本大震災の津波により甚大な被害を受けた宮城県気仙沼市で、スポーツを通じての被災地支援活動を実施しました。気仙沼市における活動は、今回で5年目を迎えます。
この活動は、安藤ハザマの社員(関東学院大学OB)が関東学院大学のラグビー部などに声をかけてスタートしたもので、震災発生の2011年以降、気仙沼市でボランティア活動やタグラグビー大会などを実施してきました。現地での活動のほかに、気仙沼市の離島・大島の児童を横浜市の関東学院大学に招いてタグラグビー大会を開催するなど、交流を続けています。
今年度は、安藤ハザマの社員とともに、関東学院大学が特別強化クラブに指定するラグビー部、硬式野球部、陸上競技部の学生26名が現地を訪問。タグラグビー教室や野球教室などを開催しました。また、大島では、重機が入れない場所からがれきを撤去する作業に取り組んだほか、関東学院大学の卒業生で現在は気仙沼市役所職員の方による震災講話にも耳を傾けました。
12日(日)に開催したタグラグビー大会”福幸!気仙沼「絆カップ2015」”には、選手やそのご家族、スタッフなど総勢400名が参加し、安藤ハザマの社員や関東学院大学の学生が、子どもたちの指導役となって130名の参加選手と一緒に汗を流しました。参加した子どもたちは、「たくさん走れて楽しかった」「お兄さんたちが優しく教えてくれた」などと大会を楽しんでいました。
昨年に引き続いて活動に参加した関東学院大学ラグビー部の高城佑太さん(4年生)は「盛土工事や建物の建設が進み、気仙沼の風景に変化が起きていることが印象的でした。タグラグビー大会に一緒に参加した選手の中には『高校でラグビー部に入りたい』と言ってくれる中学生もいてうれしかったです」などと振り返りました。
安藤ハザマと関東学院大学は、今後も東日本大震災で被災した地域の復興支援に取り組んでいきます。

ボールを追いかける子どもたち

大島でのがれき撤去作業