安藤ハザマ(本社:東京都港区 社長:野村俊明)は、8月3日(月)、第9回キッズデザイン賞において、全応募作品474点の中から、「三井ショッピングパーク ららぽーと富士見」が子どもの産み育て支援デザイン 地域・社会部門で、また、「いわき市豊間・薄磯地区防災緑地『どんぐりプロジェクト』」が復興支援デザイン部門で、それぞれ、「奨励賞・キッズデザイン協議会会長賞」を受賞しました。
キッズデザイン賞とは、子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン、創造性と未来を拓くデザイン、そして、子どもたちを産み育てやすいデザインを顕彰する制度で、2007年に創設され、特定非営利活動法人キッズデザイン協議会が主催しています。当社が受賞した奨励賞・キッズデザイン協議会会長賞は、最優秀賞・内閣総理大臣賞、優秀賞・各大臣賞に次ぐ賞であり、当社が上位賞を受賞したのは初めてです。
三井ショッピングパーク ららぽーと富士見
「三井ショッピングパーク ららぽーと富士見」は、三井不動産株式会社(当施設の事業者)を代表企業とし、当社(施設全般の設計・施工)、株式会社丹青社(子どもたちが利用するスペースなどの設計および施工)、チームラボ株式会社(「小人が住まうテーブル」のプログラム)、コトブキ株式会社(屋外遊具)の5社による共同応募作品です。
当施設は『子育て世代にやさしく、楽しく利用できる施設』をコンセプトに、パパ&ママの要望を反映した各種機能を充実させ、キッズトイレ・オムツ替え室・授乳室・お子様連れ専用の食事スペースといった空間を計画し、整備しました。また、子どもたちと楽しく遊べて、大人もわくわくするような場所や仕掛けを各所に取り入れました。
今回の受賞は、子ども・子育て視点の空間・設備としての方向性が明確であり、大規模施設の産み育て支援のモデルとして良質な先行例になりうる点などが評価されたものです。

建物外観

キッズテラス(丹青社・安藤ハザマ)

ベビー&キッズルーム(丹青社)

キッズトイレ(丹青社・安藤ハザマ)

屋外遊具(コトブキ)

小人が住まうテーブル(チームラボ)
いわき市豊間・薄磯地区防災緑地『どんぐりプロジェクト』
「いわき市豊間・薄磯地区防災緑地『どんぐりプロジェクト』」は、当社を幹事会社(JVスポンサー)とする安藤ハザマ・五洋・西武・玉野総合・基礎地盤 いわき市震災復興事業共同企業体での応募です。
このプロジェクトは、福島県いわき市豊間・薄磯地区で震災復興を目指す市街地整備事業において、伐採された里山の樹木のどんぐりを、地域の子どもたちに預けて苗木を育成してもらい、その苗木を防災緑地に新たに植栽して、地域の里山を再生しようという取り組みです。子どもたちが大人になったとき、自分たちがよみがえらせた里山の樹木が茂る防災緑地に、「ふるさと」を感じられるようにとの思いを込 めています。
今回の受賞は、被災地の子どもたちが自分たちの将来のふるさとづくりに深く関わっている点や、育てた苗木が新たな防災緑地の木々になるという貴重な体験を通じて、ふるさとを愛する心が育まれる点などが評価されたものです。

プロジェクトの説明を聞く子どもたち

子どもたちによる苗ポット作成

豊間小学校での苗木育成

育てられた苗(2015年4月時点)

完成イメージ(いわき市豊間地区整備工事)

完成イメージ(いわき市薄磯地区整備工事)
当社は、今回の受賞を励みとし、子どもたちが未来に向かって豊かで健やかに育つよう、今後も建設事業を通じた活動を続けてまいります。