安藤ハザマ(本社:東京都港区、代表取締役社長:野村俊明)は、このたび、ラオス人民民主共和国においてビエンチャン国際空港ターミナル拡張事業の建設工事に着手し、2015年12月28日、起工式を執り行いました。
式典には、ラオス側からはブンチャン公共事業運輸大臣、日本側からは石井国土交通大臣、引原在ラオス日本国大使、村上国際協力機構(JICA)ラオス事務所長及びその他関係者、施工者の当社からは小野代表取締役会長、松本執行役員国際事業本部長がそれぞれ出席しました。
ビエンチャン国際空港ターミナル拡張事業は、日本政府の有償資金協力事業として実施されるもので、JICAとラオス政府間にて、2014年1月に、90億1700万円を限度とする円借款貸付契約が調印されています。
ビエンチャン国際空港は、ラオスの玄関口として、また観光分野を始めとする経済活動の拠点として、重要な役割を担っています。同空港の航空旅客数は、2000年から2012年までの間に約2倍に増加しており(2012年:国際線約57万人、国内線約25万人)、その結果、ピーク時には搭乗客の円滑な乗降に支障をきたす等の問題が生じています。さらに、国内線ターミナルビルは、建設から約50年が経過しているため、老朽化が著しくなっています。
本事業は、今後の更なる航空需要増加への対応と利便性・効率性の向上を目的として、国際線旅客ターミナルビルの拡張及び国内線旅客ターミナルビル新設等を行うものです。本事業を通じてASEAN域内の連結性が向上し、ラオスが更なる経済発展を遂げることが期待されています。
当社は、1968年にラオスへ進出し、これまでに水力発電所や橋梁・道路・上水道などの建設を手掛けてきました。同空港では、2011年から2012年の無償資金協力ビエンチャン国際空港拡張計画に続く施工となりますが、本事業についても、安心、安全、高品質な建物をお届けできるよう、鋭意取り組んでまいります。
【プロジェクト概要】

起工式(鍬入れ)

起工式(鏡割り)

完成イメージ