安藤ハザマ(社長:野村俊明)は7月4日、全国安全週間における安全衛生推進活動の一環として、野村社長による安全パトロールを、東京都練馬区の『練馬区大泉学園町四丁目地内から同区石神井台一丁目地内間送水管(2,600mm)用立坑築造工事』(発注者:東京都水道局)の作業所で実施しました。
朝霞上井草線は、朝霞浄水場と上井草給水所を結ぶ重要な送水管です。布設から45年以上が経過し、代替路線がないことから、事故などによる送水機能の停止が懸念されていました。そこで、広域的な送水管ネットワークを構築し、送水管の二重化を図る『第二 朝霞上井草線(仮称)』の整備が計画されました。本工事はその新たな送水管を整備するための立坑を、ニューマチックケーソン工法で築造するものです。工事は、周辺への騒音配慮から防音ハウスの中で行われ、パトロール当日現在は58.9mの立坑工のうち42.5mまで掘進している状況です。
野村社長は、作業所の社員と協力会社へ向けて「日々の作業において『目的』と『手段』を混同しないようにお願いしたい。『目的』は、安全な作業を行って高品質の構築物をつくることであり、安全管理のための各種施策は『手段』であり『目的』ではない。全員が一丸となって、安全のための『手段』を日々励行し、事故を起こさずに竣工を迎えるという『目的』を達成してほしい。また、安全な作業のためにも、災害から自分を守るとともに、同じ現場で働く仲間たちも守っていく意識が重要だ。これから暑くなっていくが、熱中症にならないよう仲間同士で声を掛け合い、十分に気を付けて作業にあたってもらいたい」と訓話を行いました。
社長は工事内容などの説明を受けた後、管制室で、遠隔操作で行われる掘削作業や、掘り出した土の搬出作業を見学しました。そして、現場で作業の状況を注意深く巡視し、社員に質問を投げかけるなどして安全面に不備がないかなどを確認しました。

協力会社へ訓話する野村社長

現場を巡視する野村社長
『練馬区大泉学園町四丁目地内から同区石神井台一丁目地内間送水管(2,600mm)用立坑築造工事』概要
発注者 東京都水道局
工 期 平成27年12月11日~平成29年10月2日
施 工 安藤ハザマ・冨士工建設共同企業体