安藤ハザマ(本社:東京都港区、社長:福富正人)は、オープンイノベーションを推進すべく実施した「安藤ハザマ アクセラレータープログラム 2019」(注1)の採択企業の1社である、株式会社トラス(本社:東京都品川区、社長:久保田修司)に対して約1億円を出資(注2)しました。
トラスは、様々な建材をメーカー横断で比較検討ができ、的確に製品を探すことができる建材選択クラウドサービスtruss(トラス)の運営を行うスタートアップ企業です。2019年7月から、trussを活用した仕上表システムの開発を共同で行っています(図1、2)。本システムの利用により、建築設計部門では、データ利用による仕上表作成時間の短縮などの業務改善効果および仕上表に関する情報の即時共有化が見込まれます。また、同システムはBIMとの連携も可能であるため、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進にも寄与することが期待されます。
今回の投資はトラスの事業を軌道に乗せるとともに、業容の拡大を図る位置づけであり、同社とのさらなる事業シナジー創出を期待して当社がこれに応じたものです。なお、渡辺パイプ株式会社(本社:東京都中央区、社長:渡辺元)および、みらい創造一号投資事業有限責任組合も同時に出資を実施しました。
今後、引き続き同社と仕上表システムの開発を行うとともに、同システムの社内展開やBIM等の社内システムとの連携検討などの取り組みを推進していきます。
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~その挑戦が未来を変える。共に豊かな未来を創る主人公へ!~
安藤ハザマ アクセラレータープログラムを始動
-Crewwコラボによる専用Webサイトを開設-
(安藤ハザマ:2019年4月15日公表) -
当出資は、国内の事業会社等がスタートアップ企業とのオープンイノベーションに向け新規発行株式を一定額以上取得する場合に適用される、オープンイノベーション促進税制に関する経済産業大臣の証明を受けることが見込まれ、この税制を利用する予定である。

図1: 仕上表システムtrussのデータベースから建材を検索し、案件毎に進捗度合いに応じ、仕上表への登録、 更新が可能

図2: マテリアルボードシステムに登録した建材情報から自動的にマテリアルボードの作成が可能