安藤ハザマ(本社:東京都港区 社長:福富正人)は11月4日、BCP実地訓練を実施しました。近年、全国で自然災害が多発し、激甚化・多様化する中で、今年の訓練は国内全支店を対象として、各拠点において大規模地震が休日の午後1時に発生し、大阪支店社屋が一部損壊したことを想定して行いました。
訓練では本社対策本部の設置に加えて、国内の全ての支店と大阪支店の代替拠点として神戸営業所に支店対策本部を設置、茨城県つくば市の技術研究所を活動拠点にして、①休日での発生につき、各拠点に参集できる社員が限定される状況下において、重要業務(初期対応)の実行性を検証すること ②一部支店において支店社屋損壊を想定し、支店以外の代替活動拠点での初期対応の実行性を検証すること ③WEBによる被災作業所を含めた本・支店間の報告会議運営を確認することを主な目的に、以下の内容で実施しました。
(1)災害対策用メールによる社員の安全確認と指揮命令系統の有効性の検証
(2)本社、支店、営業所、技術研究所の各拠点の安全確認
(3)本社および国内全支店における対策本部の設営訓練
(4)施工中現場の安全確認
(5)災害協定物件の被災状況確認、重要関係先の被災状況確認 他
終了後、宮森防災担当役員は「各対策本部からの意見や感想を来年以降のBCP実地訓練に活かし、より実効性の高い訓練にしていきたい」と講評し、福富社長は「今回は、WEB会議システムを全面的に活用したが、当システムが使えない場合に備え、代替の通信手段を利用するなど、通信手段を制約した状況での訓練も行うべきだと感じた。来年はさらに災害時に起こり得る状況を広く想定して、経験を積んでいきたい」と総括しました。
安藤ハザマは、今後もBCPの継続的な見直しを進め、総合的なレジリエンス強化に努めていきます。

本社対策本部の様子

福富社長総括

名古屋支店対策本部の様子

神戸営業所に設置した支店対策本部の様子

技術研究所内建物状況の確認