安藤ハザマ(本社:東京都港区 社長:国谷 一彦)は7月12日、『安藤ハザマ技術発表会 2024』を開催しました。ウェブ会議システムを活用して発表をライブ配信し、国内外から400名超がオンラインで参加しました。
開会にあたり、技術開発委員長を務める池上副社長は「今期は昨年度にスタートした中期経営計画2025の2年目である。計画で掲げた『企業価値向上』と『会社の魅力向上』の実現に向け、技術・研究開発をさらに加速させ、スピーディーかつ確実に社内外への展開を進めていく。参加される方々には、当社の強みである技術の一端に触れるとともに、さらなる改善や新たな技術開発のヒントとなるよう、活発な議論が行われることを期待する」と挨拶しました。
この日は12テーマが発表されました。建築分野のセッションでは「次世代につなぐサステナブル建築技術(品質と環境)」と題し、『次世代エネルギープロジェクトを基軸とした新たなエネルギーシステムの実証』『重要文化財旧門司三井俱楽部本館他2棟保存修理工事』など4件の発表がありました。
続いて、土木分野のセッションでは「高度な技術とDXで現場の難題を克服」と題し、『AIを用いたコンクリート打設時間監視システムの開発』『ヒマラヤ造山帯におけるトンネル施工』など5件の発表がありました。
最後に、技術・研究開発事例のセッションとして「環境負荷・コスト低減に寄与する技術の展開とDX推進」と題し、『社内業務に改革を!ChatGPTの活用事例』など3件の発表がありました。
本発表会では、ウェブ会議システムならではの「Q&A機能」や「投票機能」などを活用した質疑応答、意見交換がなされました。終了後には、全発表の中から最優秀賞1件、優秀賞1件、審査員特別賞1件が選ばれ、表彰されました。
閉会にあたり、谷口技術研究所長は「当社の長期ビジョン『安藤ハザマ VISION2030』では『イノベーションの加速で新たな価値を創造する』を基本方針としている。本日発表した事例は全社での取り組みの一例だが、今後も、技術・研究開発成果を社会実装できるレベルに仕上げ、『価値』を生み出すことを強く意識し、現場はもとより社内外への展開を加速していただきたい」と締めくくりました。