安藤ハザマ(本社:東京都港区 代表取締役社長:国谷一彦)は8月28日、CPコンクリート(注1)コンソーシアムの幹事会社として、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)における未来社会ショーケース事業「フューチャーライフ万博・未来の都市(注2)」への協賛12者による、パビリオン展示内容発表会に参加しました(注3)。
「未来の都市」は、博覧会協会が主体の「共通展示」と協賛12者が主体の「個者展示」で構成され、さまざまなアトラクションを体験できるパビリオンです。今回の発表会では、12者が都市を構成し支える5つのテーマ領域ごとに創出した「体験プログラム」の概要を説明し、Society 5.0が目指す新しい都市の姿が紹介されました(写真1、2参照)。
CPコンクリートコンソーシアムによる展示エリアは、「The Journey of Possibilities!可能性の旅へ!」をテーマとして、来場者がエアシップに乗り、CPコンクリートが実現する未来の都市の姿を体験できるアトラクションとなっています。また、展示エリア内の座席等はCPコンクリートで作られており、脱炭素社会の基盤を構成する新しい素材であるCPコンクリートについて、来場者に直接触れていただく機会としたいと考えています(図1、2参照)。
当社はCPコンクリートを脱炭素社会の基軸とし、主要建設資材であるコンクリートをカーボンネガティブ材料に転換させるため、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)による、グリーンイノベーション(GI)基金事業「CO2を用いたコンクリート等製造技術開発プロジェクト」のコンソーシアムの一員として、2030年までの社会実装に向けて邁進していきます。
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CARBON POOLコンクリートの略。セメント焼成工程などで発生するCO2をコンクリート由来の産業廃棄物に固定化させ、コンクリート材料として再利用する地域内循環を構築します。さらに新たな技術を用いてCO2吸収を最大化・最速化したコンクリートは、セメント焼成工程などで発生する量を上回る310kg-CO2/㎥以上のCO2を削減することでカーボンネガティブを実現します。
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「未来の都市」は、博覧会協会と12者の企業・団体による共同出展事業で、組織や企業、業界の垣根を越え、それぞれの知見と技術力を活かし、経済発展と社会課題の解決を両立する「Society 5.0が目指す未来の都市」をともに考え、描いていくことを目指しています。
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CPコンクリートコンソーシアムは大阪・関西万博 未来社会ショーケース「フューチャーライフ万博・未来の都市」にブロンズパートナーとして協賛しています。株式会社安藤・間はCPコンクリートコンソーシアムの構成員です。