安藤ハザマ(本社:東京都港区、代表取締役社長:国谷一彦)と株式会社リバスタ(本社:東京都江東区、代表取締役:高橋巧、以下、「リバスタ」)は、リバスタの提供する建設技能者向けポイントサービス「ビルダーズポイント」を、安藤ハザマの全支店へ導入したことをお知らせします。
かねてより、安藤ハザマでは「ビルダーズポイント」を複数現場で試験導入しており、建設技能者(以下、「技能者」)のモチベーション向上や現場の一体感醸成、CCUSカードのタッチ率(注1)上昇など幅広い効果を確認できたため、このたびの全支店導入に至りました。
1.「ビルダーズポイント」全支店導入に至った背景
安藤ハザマでは、中期経営計画(注2)において、協力会社に対する「担い手確保に向けた施策の推進」を重点施策の一つに掲げています。また、数値指標として「CCUSカードタッチ率70%以上」を挙げ、技能者の就業実態を正確に把握し、キャリアパスの明確化や処遇改善等を目指すことで、持続可能な建設業界の実現に向けて取り組んでいます。
こうした背景のもと、安藤ハザマでは技能者のモチベーション維持・向上、技能者に配布する景品購入や配布業務の省力化、現場のコミュニケーション活性化や安全衛生対策の推進などを目的として、2024年7月より東北・関東・関西エリアの10現場で「ビルダーズポイント」を試験導入しました。数百名の技能者を対象にサービスの有効性を検証したところ、一定の成果が確認されたため、全支店導入に至りました。
2.試験導入で得られた主な成果
CCUSカードのタッチ率が向上
安藤ハザマでは、技能者の入退場管理に、主にリバスタが提供するAI顔認証入退場管理機器「BANKEN FACE」(注3)を導入しています。これにより、技能者はカメラに顔を向けることで入退場認証ができ、入退場履歴は「Buildee 入退場管理」(注4)を通じてCCUSに登録されます。
試験導入したある現場では、CCUSに登録している技能者が入場した際にポイントを自動付与する運用を行ったところ、3カ月でタッチ率が18.5%上昇する等、CCUSカードのタッチ率向上に対して非常に高い効果が確認されました。
3.試験導入後に寄せられた、安藤ハザマの現場社員と技能者の主な声
安藤ハザマの現場社員の声
- 安全大会や現場でのイベント時に技能者への感謝の気持ちをポイントで表現でき、現場が活気付いた。
- 日々のイベントでポイントを付与することにより、技能者とのコミュニケーション機会が増えた。
- イレギュラーな業務の対応をお願いする際、言葉での御礼だけでなく心づけとしてポイントを贈呈できることで気持ちのわだかまりが減った。
- 現場近隣の清掃や安全パトロールなどを依頼した際、以前よりも意欲的に取り組んでもらえるようになった。
技能者の声
- 自身が頑張ったことに対してポイントがもらえるため、努力がきちんと報われるように感じる。
- 以前よりもコミュニケーション量が増え、現場の一体感が増した。
- 獲得したポイントで現場の自動販売機で飲み物を購入したり、コンビニなどで買い物できたりすることがうれしい。
4.今後の展開
今後、安藤ハザマの全国の現場に「ビルダーズポイント」を順次導入していきます。安藤ハザマでは、「ビルダーズポイント」導入後の現場環境などを分析し、より効果的な運用を行うことで、CCUSカードのタッチ率向上や技能者のモチベーション維持・向上、現場のコミュニケーション活性化や安全衛生対策等のさらなる推進を目指します。
「ビルダーズポイント」について
建設技能者向けポイントサービス「ビルダーズポイント」は、元請会社の裁量で独自のポイントプログラムを簡便に構築できるサービスです。例えば安全講習会や清掃活動、ヒヤリハット報告、現場への入場記録など、元請会社が設定したシーンに応じて建設技能者へポイントを付与できます。ポイントの管理・授受は専用アプリ(注5)上で簡単に操作可能です。
建設技能者は受け取ったポイントをPayPayマネーライト(注6)に交換し、提携サービスや加盟店での決済に用いることができます。さらに、建設現場施工管理サービス「Buildee」(注7)と連携することで、入退場記録に基づいたポイントの一斉付与など、スムーズな現場運用が可能です。
「ビルダーズポイント」は、技能者のモチベーション向上や魅力的な現場の創出による、業界の課題解決に向けたサービス設計が評価され、2024年度「IT賞(社会課題解決領域)」を受賞しました。
「ビルダーズポイント」付与のフロー図
「ビルダーズポイント」導入による効果
※掲載内容は発表日現在の情報です。
※文中の会社名、サービス名、ロゴなどは各社の商標または登録商標です。
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CCUS(建設キャリアアップシステム)は、技能者の現場における就業履歴や保有資格などを技能者に配布するICカードを通じ、業界統一のルールでシステムに蓄積する仕組みです。CCUSに登録した技能者にはCCUSカードが交付され、工事現場への入場時にそのカードを現場に設置されたカードリーダーにタッチ等する必要があります。カードタッチ率は、CCUSカードのカードリーダーにタッチ等をして工事現場へ入場した技能者の数÷工事現場へ入場した技能者の数で算出されます。
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リバスタでは入退場管理機器として、「BANKEN FACE」と「BANKEN Reader BLACK2」の2つのサービスを提供しています。技能者が入場時にCCUSカードを持参していない場合でも、「BANKEN FACE」の顔認証により「Buildee 入退場管理」に蓄積されているCCUSの情報とデータ連携がされるため、CCUSカードをタッチしたとみなしてタッチ率を算出することが可能です。
CCUS対応の入退場管理機器 -
「Buildee入退場管理」は、現場ごとに作業員の方々の入退場履歴を記録し、CCUSに就業履歴情報を自動連携できるサービスです。
Buildee入退場管理 -
対応OS:iOS/Android
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PayPayマネーライトへ変換するまでのシステム構築にあたっては、ソフトバンク株式会社およびPayPay式会社と協力・連携しています。
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リバスタが提供する、建設現場における施工管理業務をサポートするクラウドサービスです。日々の調整会議における作業間連絡調整や入退場管理、安全書類作成、進捗・歩掛管理などの機能を網羅したオールインワンのサービスとして700社超の元請会社に利用いただいており、業界最大級の施工管理領域クラウドサービスとして普及しています。
建設現場施工管理サービス Buildee