安藤ハザマ(本社:東京都港区、代表取締役社長:国谷一彦)は、サステナブルな社会を実現するため、環境保全と環境負荷低減に向けた取り組みを推進しています。その一環として当社グループが新たに設定した2030年の温室効果ガス排出削減目標が、世界の平均気温上昇幅を産業革命前より1.5℃に抑える「1.5℃水準」であると認められ、2024年12月にScience Based Target(SBT)イニシアチブ(注1)の認証を再取得しました(表1)。

当社グループは、2019年12月に、世界の平均気温上昇幅を産業革命前より2℃を十分下回る水準に抑えるための科学的根拠に基づいた目標「WB2℃水準」を設定し、SBTイニシアチブの認証を取得しましたが(注2)、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた動きが加速する昨今の状況を踏まえて、目標値を「1.5℃水準」に引き上げました。
目標値達成に向けて、省エネ・省資源活動に加えて以下の項目に取り組んでいます。
- Scope1…軽油代替燃料(バイオディーゼル燃料等)の利用、建設工事の電化(電動建機の導入等)の推進。
- Scope2…再生可能エネルギー由来の電気の利用。
- Scope3…建設工事で利用する低炭素コンクリートの開発や低炭素資材の利用、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の推進等。
当社グループは、長期ビジョン「Vision 2030」(注3)における4つの価値創造の一つとして「環境価値の創造」を掲げ、今後も豊かな地球環境を次世代に引き継ぐことを目指して、脱炭素で低負荷な循環型社会の実現に貢献する取り組みを着実に推進していきます。
表1:SBTに認定された2030年度の温室効果ガス排出削減目標

Scope1:自社の燃料の使用に伴う直接排出
Scope2:自社の電気等の購入・使用に伴う間接排出
Scope3:サプライチェーンに相当する他社の間接排出
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SBTイニシアチブ
CDP、国連グローバル・コンパクト、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)の4団体が2015年に共同で設立した、パリ協定が求める水準と整合した温室効果ガス排出削減目標の設定を企業に求める国際イニシアチブ -
2019年12月18日リリース
SBT認定の取得およびRE100イニシアチブに加盟
-脱炭素・循環型社会の実現に向け温室効果ガス排出削減への取り組みを強化-