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技術概要
起振源として掘削発破を利用した反射法弾性波探査技術で、簡便な受振システムと計測作業により掘削作業を中断することなく施工サイクルの中に切羽前方探査を組み込むことができます。
特許第5587960号、NETIS登録番号TH-170003-A
特長
TFT探査は、以下の特長があります。
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起振エネルギーの大きな掘削発破を利用するため、切羽前方150mまでの地質性状を高精度で予測できます。
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受振器は、支保工ロックボルトを利用して坑壁に設置するため、大掛かりな準備作業が不要です。
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無線通信を用いたケーブルレスシステムにより、簡便な計測作業が可能です。
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専用の解析ソフトウェアにより、物理探査の専門家と同等の評価を行うことができ、結果をリアルタイムに施工管理に活用することができます。
受振ユニット2台、トリガーユニットを坑壁に設置します。
発破退避時に、起動スイッチによりシステムをONにします。
通常の掘削発破を行います。
システムは発破と同時に弾性波データを記録し、記録が完了すると自動でOFFします。
各受振ユニットで10データ程度取得するまで計測を継続します。
例えば、4回/日発破する場合には、データの取得は2.5日間となります。
専用の解析ソフトウェアにより切羽前方の地質状況を予測します。
施工実績例
工事名 | 発注者 | トンネル延長 |
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佐久間道路佐久間第2トンネル工事 | 国土交通省 中部地方整備局 |
2,408m |
国道399号十文字トンネル工事 | 国土交通省 東北地方整備局 |
2,875m |
大野油坂道路荒島第1トンネル下唯野地区工事 | 国土交通省 近畿地方整備局 |
2,560m |