アッシュクリートの製造方法・システム
製造方法
テーブルバイブレータによるアッシュクリートブロックの製造
石炭灰が供給される火力発電所とブロックを積み込むバースの至近距離に、実証用のアッシュクリートブロック製造プラントが建設されました。
プラントでは、2軸強制練りミキサーで混練した石炭灰、セメント、水を型枠に投入し、テーブルバイブレータの振動によって超流体化させた後、硬化させます。また、ここでは良質な海水が得られるため、混和剤を使用することなく、高品質のアッシュクリートブロックを製造することが可能となっています。
![]() |
||
石炭灰、セメント、水の混練物を型枠に投入 |
![]() |
振動を与え、超流体化 |
![]() |
||
約20分で完全に超流体化 |
![]() |
仮置きされたアッシュクリートブロック |
アッシュクリートブロック製造システム
アッシュクリートブロック製造システムは、超流体工法や、配合設計システムなどを含むトータルシステムとして開発されたもので、1.6m角(6トン)のブロックを約20分間で製造し、ほぼ1日で脱型できます。フォークリフトで簡単に運搬できる形状とすることで、吊り金具、鉄筋を不用とするなど、製造プロセスの簡素化、運搬の効率化を実現しています。
「マウンド漁場造成システムの開発」では、約5,000個のブロックを製造、長崎県の北松海域に沈設しました。さらに、型枠の形状でさまざまな用途に対応するブロックの製造も可能です。
アッシュクリートブロック製造システム
マウンド漁場へのアッシュクリートブロックでは、フォークリフトで運搬できるように形状を工夫することで、製造の効率化を実現しました。
このサービスに関するお問い合わせ