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技術概要
3Dスキャナーにより現地状況を点群データで忠実に再現し、クレーンオペレーターが操作するような感覚で簡単に画面上のクレーンを動かし、橋梁の撤去または架設をシミュレーションすることができます。これにより、従来の2D図面では気づけなかったクレーンや吊荷と周辺構造物との干渉を正確に把握することができます。

撤去シミュレーション例
特長
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画面上のトラックボールやコントローラーデバイスにより、すべてのクレーン動作を表現できます。
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実際の作業を、最初から最後まで事前に検証することができます。
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想定外の干渉などのトラブルの発生を防止でき、道路の通行止めや鉄道の線路閉鎖などの時間的制約を侵すことなく撤去・架設することが可能になります。
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シミュレーション結果を共有することで作業関係者の意思統一を図ることができます。

撤去シミュレーション例(橋桁の吊り上げ、橋桁の移設・撤去、橋桁の吊り下ろし)
適用事例
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JRの営業線を跨ぐ橋梁の架設工事に適用しました。
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夜間にクレーンにて一括で架設するもので、トラブルが許されないことから事前にシミュレーションを実施し、問題のないことを確認しました。

シミュレーション状況

実際の状況
施工実績
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新飯塚駅構内立岩大橋側道橋架設他(2017年9月竣工)
発注者 九州旅客鉄道株式会社
施工延長86m