技術概要
地震リスク評価プログラム「HASEL」（Hazama Ando System for Earthquake Loss Estimation）は、建物の建設地点の地震危険度評価、デュー・ディリジェンス（不動産価値評価）の地震リスク評価における最大予想損失率PMLの算出、BCPにおける事業継続性評価などの解析機能を有し、物流倉庫やオフィスビルの設計提案、既存建物の耐震改修提案等に活用しています。
特長
HASELでは、地震リスク評価におけるPMLの算定および、BCPにおける事業継続性評価の際に、以下の特長があります。
地震リスク評価におけるPML評価
①過去の被害データに基づく統計的手法により簡易に算出できます。
②統計的手法に加えて、多質点系モデルによる応答解析機能があり、詳細な評価も可能です。
BCPにおける事業継続性の評価
①生産ラインなど、非構造部材や設備・機器を含む機能の復旧期間の算定が可能です。
物流倉庫、生産工場、オフィスなどで適用事例があります。
生産ラインの着目した機能回復率の評価事例