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技術概要
杭・地盤改良工事は、見えない地盤中で実施されるため施工状況を正確かつタイムリーに把握することが重要となります。また、確実な施工を行うために掘削位置を計測し、リアルタイムに確認することも重要です。「3Dパイルビューアー」は、クラウドを利用して施工情報及び先端位置等をリアルタイムに3次元で可視化、共有、記録することが可能なICT施工管理システムです。また、大深度位置計測システムは、3Dパイルビューアーと組み合わせて使用することが可能で、施工管理の高度化、生産性向上に貢献します。
技術紹介動画

3Dパイルビューアー(NETIS:KT-170030-A)のシステム構成

大深度計測システム構成
特長
3Dパイルビューアーには次の2つの機能があります。
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GNSSやTSを利用した位置誘導機能
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杭・地盤改良の施工情報を即時に可視化・評価・記録する機能
導入効果
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位置誘導機能による誤認識を防止して出来形の高い精度を確保します。
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リアルタイムに施工状況がどこでも関係者間で共有できます。
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掘削ロッドの先端位置を施工中リアルタイムに確認できます。
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地盤性状の変化から設計との差異を早期発見、フィードバックします。
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日報のワンクリック作成により、データ管理や帳票作成の省力化につながります。
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既存工法に幅広く対応可能です。
適用事例
集積場安定化地盤改良工事

地盤改良機(DCS工法)

位置誘導機能(キャビン内モニタ)

3Dパイルビューアー施工情報可視化例
施工実績
工事名 | 発注者 | 竣工年 | 対象工種 |
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横環南栄IC・JCT(その12)工事 | 国土交通省関東地方整備局 | 2017年 | 深層混合処理工法 (DCS工法) |
H28釈水水門新設工事 | 国土交通省関東地方整備局 | 2020年 | 鋼管杭 |
四国横断自動車道 沖洲高架橋P19~21、新町川橋P1下部工 | 国土交通省四国地方整備局 | 2020年 | 鋼管杭 |
大槌川筋大槌の1地区ほか河川災害復旧(23災617号及び622号)水門土木工事 | 岩手県 | 2022年 | 深層混合処理工法 (DCS工法) |
ウォノギリダム堆砂対策工事 | インドネシア公共事業・国民住宅省水資源総局 | 施工中 | 深層混合処理工法 (CDM工法2軸) |