これからのまちづくり
当社は現在までに57件の市街地再開発事業、14件(うち9件は団地型)のマンション建替え事業に初動期から取り組み、そこで住まいを営まれる地権者様の生活再建とともに、安心で安全な街づくりに貢献してきました。
そして今、Society5.0の実現に向けて街の在り方も大きな変革を求められています。インフラやアセットに、サイバー空間とフィジカル空間の中に生み出される様々なレイヤー(IOT、エネルギー、モビリティ、セキュリティ、医療、教育、観光)を重ね合わせた総体が次世代の「街」となり、物理的な距離やナレッジの共有の仕方をはじめとして、従来の価値観とは全く異なる想像力と創造力が求められています。
当社は新たな街づくりに向けて、社内のエネルギー部門、イノベーション部門等との連携に留まらず、スタートアップ企業等とも積極的に新たな価値の創造に取り組み、様々なプロジェクトで構想の具現化に向けて行動を開始しました。
これまでの主な取り組み
掛川駅前第一種市街地再開発事業
事業の特色
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「土地共有権利変換街区」と「土地権利変換街区」を設け、全員同意型(110条型)の権利変換方式を採用。
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地域の実情に沿った指定容積率を消化しない身の丈に合った再開発により事業化。
阿佐ヶ谷住宅建替え事業
事業の特色
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敷地の権利形態が複雑なため「マンション建替えの円滑化法等に関する法律」の適用が難しく、権利者全員の合意による等価交換方式で事業化。
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地区計画を策定し、容積・高さ制限を緩和。
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道路線形の見直し、幅員の拡幅、緊急車両の動線の確保等、約4.8haの開発行為を実施。
茅ヶ崎駅前分譲マンション建替え事業
事業の特色
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神奈川県内初の円滑化法を用いた借地権マンションの建替え事業による再々開発事業。
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細分化した底地(26筆)に加え隣接施行敷地の取り込み等複雑な権利関係の整理。
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事業性向上のため、高さ制限の緩和を実施。
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高さ制限緩和に伴い駐車場設置義務台数がニーズを大幅に上回る課題に対し、工事費の低減及び将来の管理組合における負担を軽減するためカーシェアリングの導入による付置義務台数削減を実現。