技術概要
自然由来の重金属等を含有する地盤を泥水式シールド工法でトンネル掘削すると、重金属等が基準不適合の汚泥が発生し、その処分に多くの費用がかかることが懸念されています。
本技術は、特に国内で発生事例の多い自然由来の砒素に着目し、砒素吸着性の高い鉄粉剤を泥水に添加・撹拌混合して砒素を取り込ませ、その後、磁気分離装置を用いて泥水から鉄粉剤を取り除くことによって汚泥を浄化する（砒素溶出量基準に適合させる）技術です。
特長
最終処分場や浄化施設で処理されていた砒素を含有する汚泥（二次処理土）が、一般的な建設汚泥として取り扱いできるようになるため、処分費を大幅にコストダウンできます。
適用事例
