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技術概要
安全・安心な最終処分場の建設においては、廃棄物と周辺地盤を確実に隔離する「遮水工」の施工が最も大切です。同時に、この遮水機能が確実に果たされていることを確認できる「漏水検知技術」も重要です。一方、近年施工事例が増えているクローズドタイプ(CS)処分場は大規模化が進んでおり、長大な壁面への遮水シートの敷設技術など、より高度な施工技術が求められています。安藤ハザマでは、最終処分場施工に対して、豊富な施工実績と総合的な技術力で、多様な条件や構造にお応えします。
特長
遮水工
廃棄物処分場の遮水工には、合成樹脂等のシートやベントナイトなどの粘土材料またはアスファルトコンクリート等が用いられます。このうち、特に粘土系材料では現場における品質管理を徹底することが求められ、安藤ハザマでは確実な施工法や原位置試験技術により要求品質を実現します。
漏水検知技術
処分場の漏水検知技術には、電気式と物理式の二種類がありますが、安藤ハザマでは、いずれの方式の検知システムに対しても対応が可能です。電気式システムでは、漏水箇所を精度よく絞り込むことが可能であり、物理式検知システムである当社独自のCANSEE-Dでは、直接漏水を採取し水質分析ができるなどの特徴があります。
CS処分場
処分場自体を屋根で覆うCS処分場では、廃棄物貯留槽が大型化するのに伴い、直壁へのシート施工が必要となることが増えています。安藤ハザマでは、こうした厳しい条件においても、シートの敷設方法を工夫することにより柔軟に対応することが可能です。
遮水工の施工
粘土系材料の施工管理技術


原位置品質管理実施状況

振動ローラによる遮水工の施工
遮水シートの品質管理技術

UAVによるシート施工の確認


熱赤外センサによる融着確認
漏水検知技術
物理検知システム

CANSEE-Dの原理
電気検知システム

CANSEE-Eの原理

3D画面例〈異常なし〉

3D画面例〈異常あり〉
CS処分場

大型クローズドシステムでの鉛直壁へのシート施工