リスト表示で見る
技術概要
鉛や砒素など、土壌汚染対策法の重金属類(第二種特定有害物質)で汚染された土壌や地下水の対策には、封じ込めや不溶化、土壌洗浄法があります。
-
鉛直遮水工による封じ込め
-
多孔管方式高圧噴射置換工法
-
不溶化処理
-
土壌洗浄処理
-
水銀汚染土壌のバイオ浄化処理
特長
鉛直遮水工による封じ込め
汚染土壌を地下遮水壁で囲い込むことによって、汚染土壌および汚染した地下水を原位置に封じ込め、汚染の拡大を防ぐ工法です。


多孔管方式高圧噴射置換工法
気泡を含んだ超高圧水を地盤中で噴射して重金属汚染土壌を切削し、強制的に地表に回収します。切削後に硬化材入り充填材を充填して汚染土壌と置き換え無害化する工法です。


不溶化処理
重金属による汚染土壌に、安全で無害な薬剤を混合することにより有害な物質が水に溶け出さないようにする技術です。

土壌洗浄処理
土壌洗浄処理は重金属等で汚染された汚染土壌を洗浄・分級して清浄土と汚染物質に分離処理する技術です。洗浄後の清浄土は埋戻しに利用することができ、建設残土のリサイクル率向上、環境負荷低減の観点からも有用な技術です。

洗浄・分級装置

水銀汚染土壌のバイオ浄化処理
水銀耐性を飛躍的に向上させた鉄酸化細菌を用いることで、水銀汚染土壌から水銀を気化分離する技術を開発しました。従来の熱による水銀浄化法と異なり常温で反応が進むため、現地で安全に処理・無害化することができます。
当社は、菌の浄化機構を解明した杉尾 剛岡山大学名誉教授、竹内文章岡山大学環境管理センター教授と共に本技術の特許(第4578597号)を取得しています。
