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技術概要
鉄筋コンクリート造の耐力壁にひび割れ誘発目地を設けることができる構法です。誘発目地を壁表面の欠込み目地と壁内部のひび割れ誘発材で構成し、耐力壁の耐震性を損なわずにひび割れの集中効果を高めることができます。
※財団法人日本建築総合試験所の建築技術性能証明を取得
こんな課題をお持ちのお客様に
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耐力壁で耐震性を落とさずにひび割れ対策を行いたい
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乾燥収縮によるコンクリート壁面の有害なひび割れを低減したい
特長
耐震性の確保
通常、壁表面の欠込み目地だけでは、日本建築学会「鉄筋コンクリート造のひび割れ対策指針」が推奨する断面欠損率の確保が困難であり、また耐力壁に断面欠損率が大きい誘発目地を設けた場合、耐震性に影響を与える懸念があります。
本構法は、壁表面の欠込み目地と壁内部の平板状ひび割れ誘発材を組み合わせることで、30%程度までの断面欠損率を容易に確保でき、また耐力壁として必要な耐震性を保有することが可能な構法です。
適用範囲
コンクリートの設計基準強度:21N/mm2 以上かつ45N/mm2 以下
鉄筋:SD295A SD295B SD345 SD390
ひび割れ誘発材に用いる鋼材:平鋼(SS400)

加力実験状況

実大実験状況
※ GBRC 性能証明 第05‐02号