truss(建材選択クラウドサービス)を活用した内部仕上情報のBIM連携
trussとRevitのdynamo・EXCEL連携
設計者はBIMの操作を伴わずにtruss画面上から内部仕上仕様を選定し、EXCEL経由でRevitへ反映し、Revitの部屋追加・修正情報は同様にtrussに反映され、相互に連携することが可能になります。trussの内部仕上仕様は、一般仕上名称から具体製品材料選択へと設計上流段階から実施設計段階に応じて、Revitへ反映し活用出来ます。


CFDソフトウェアを用いた熱流体解析
熱負荷計算、換気計算を行い選定した機器や吹出・吸込口の配置計画に問題があるかどうかを確認するためにCFDソフトウェアを用いて各種シミュレーションを行っています。具体的には温熱気流、清浄度、室内温度分布、卓越風などのシミュレーションを実施しており、シミュレーションに必要な部屋の形状等にBIMモデルを活用しています。

気流シミュレーション(局所換気)

気流シミュレーション(吹抜け)

清浄度シミュレーション

室内温度分布シミュレーション
統合モデルによる品質の向上や早期合意形成
意匠・構造・設備・電気・外構などのBIMモデルを1つに統合した「統合モデル」を作成し、部材が干渉する箇所や施工手順の検討が必要な箇所、メンテナンスルートの確保等、問題がある箇所をキャプチャに残し、干渉レポートとしてまとめます。
統合モデルと干渉レポートを活用することで、設計図書における整合性の向上や問題点を早期に発見することで手戻りや不具合の防止、コミュニケーションの円滑化による質疑や打合せ時間の短縮等につなげることが出来ます。

複雑な建築・設備の納まり

メンテナンスルートの検討
ビジュアルプログラミングによる自動モデリング
大規模案件の足場・掘削土モデリングと土量算定
ビジュアルプログラミングという与えられた数値・条件による自動モデリングを採用しています。反復作業を機械化することにより工数を抑えながら人的ミスの削減が図れます。
長手270m×妻側100mとなる大規模計画案件の外部足場や掘削土のモデリングに活用し、工数の大幅削減と確実な数量算出を実施しました。
掘削土量を可視化することで場外搬出土量の削減に貢献しました。

ビジュアルプログラミング

プログラムによる足場モデリング

プログラムによる掘削土モデリング

掘削土量の可視化
免震層の動的干渉チェック
免震層の建築・設備の取り合い検討で、動的シミュレーションにBIMを活用しています。地震発生時に地球側の揺れを想定した水平・垂直方向の動きを、BIMモデル内で動的シミュレーションする事で、地球側と建物側で干渉する部材がないか検証出来ます。
地球側と建物側の部材が近接して計画されている場所では、静止したBIMモデルのみでは地震時の干渉を把握しづらく見落としもあるため、動的シミュレーションにて確認をし、関係者間での理解度を高めています。

免震動的シミュレーション全体像

免震装置と配管ルートの検討
デジタルモックアップによる発注者合意
デジタルモックアップを作成し、不具合防止の為や施工手順の詳細検討を行います。
BIMならではの視覚性を活かし、施工手順を可視化した4DシミュレーションやSTEP図を用いて、協力業者との円滑な調整や細部の確認・見落とし防止に役立ちます。工事関係者間で合意したデジタルモックアップは、発注者様との合意形成にも活用し、施工されます。

サッシ廻りの詳細施工手順の可視化

S造外壁と笠木の取り合い止水方法の検討
BIMデータによる施工計画・ノウハウの継承
ハイブリッド造建方4Dシミュレーションによる技術継承
RC造とS造のメリットを掛け合わせた当社技術APRSS構法は、より多くの積載荷重を支えながらも大空間を可能としますが、特殊工法であるため専門的な施工計画を必要とします。特有の施工ノウハウを多くの技術者へ継承するために、当社はBIMを活用しています。施工標準をまとめた4Ⅾシミュレーションは、スピーディーな情報共有と認識の齟齬を減らし、確実な情報伝達を可能とします。

ハイブリッド造4D施工シミュレーション

詳細施工手順の可視化