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技術概要
一般に、シールド機を回収できる大規模な到達立坑を設けるのは困難な場合が多く、到達部で解体して部品のみ再利用し、新規にシールド機を製作しているのが実情です。これに対してDSR工法(Draw a Shield for Recycle Method)は、シールド機を外胴と内胴の二重構造にし、原則的に全ての駆動部を内胴に収納しているため、先行掘進の到達後に外胴のみ残置、内胴(駆動部)を発進立坑まで一体で引戻し、新たな外胴を装着して再発進させることができます。



駆動部引抜き前

駆動部引抜き中
特長
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駆動部を丸ごと再利用でき、シールド機の製作費用を大幅に削減できます。
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シールド機の解体、撤去の工期、ならびに2台目以降のシールド機組立の工期を短縮できます。
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Uターン立坑を設けることなく、1台のシールド機(駆動部)で併設トンネルを施工できます。
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発進基地(発進立坑)の位置選定の自由度が向上します。

DSR工法によるコスト低減例

発進基地の位置選定の自由度向上の例
実績
工事名称 |
発注者 |
用途 |
掘削外径 |
適用理由 |
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中央環状品川線大橋連結路工事 | 首都高速道路株式会社 |
先行掘進:117m |
φ9,700㎜ |
工期短縮 工費削減 |