リスト表示で見る
横浜共立学園の本校舎は、日本で数多くの西洋建築を手がけたアメリカ人建築家、W.M(ウィリアム・メレル).ヴォーリズの設計により、昭和6(1931)年に完成しました。地上3階、地下1階建の木造寄棟造りで、屋根は瓦葺です。
昭和20(1945)年5月29日の横浜大空襲により、他の校舎や教員宿舎などが焼失しましたが、この本校舎は奇跡的に焼失を免れました。その後、昭和63(1988)年11月に、横浜市指定有形文化財(第一号)に指定されました。
本工事は、横浜共立学園が創立150周年を迎える令和3(2021)年を目標として進める校舎等再整備計画の一貫として、平成30(2018)年6月から令和元(2019)年7月にかけて行ったものです。耐震改修工事を主体に、内外装の保全・再生、設備機器の更新を行いました。廊下や部屋の壁や天井が漆喰塗りであり、模様塗り(手拭い塗り)の再生が特徴的な工事でした。
所在地 | 神奈川県横浜市 |
---|---|
発注者 | 学校法人横浜共立学園 |
設計・コンサルタント | 株式会社日本設計 |
竣工年 | 2019年 |
概要 | W造 地上3階 地下1階 延床2,444㎡ |
併せてご覧ください
-
旧門司三井倶楽部(耐震補強)
- 文化財・歴史的建造物
- リニューアル
- 2023年
-
新上賀茂神社会館
- 文化財・歴史的建造物
- 2022年
-
黒島天主堂 耐震対策
- 文化財・歴史的建造物
- 2021年