新入社員はどのように成長したのか?気になる施工実習の結果はいかに…!?
前回、新入社員研修を見学したアン姉さんとハザ丸。5か月にわたる研修もいよいよ大詰めということで、今回もその様子をレポート!
再び茨城県つくば市にある研修施設にやってきた。
ハザ丸 | 「前に来たときから1か月か~。新入社員のみんなはゲンバってるかな?」 |
アン姉さん | 「そろそろ施工実習の構造物も完成間近の頃ね。 新入社員だけでどんなものができているのか、楽しみね!」 |
完成間近!たくましく成長した土木チーム
まずオジャマしたのは、土木系の現場。
土木系がつくるボックスカルバートは、すでに施工自体は終えた様子。あとは竣工検査を受け、足場を外せば完成だ。
おっと、前回話を聞いた新入社員のリュウリュウ&りゅうちぇるを発見!
ハザ丸 | 「ワ~!なんだか前よりもたくましくなってない?」 |
アン姉さん | 「日焼けもして、まさに現場の人って感じね。かっこいい!」 |
いよいよ完成だけど、実際つくってみて、どうだった?
リュウリュウ | 「新入社員の私たちだけで完成させることができて、大きな自信になりました!正直、最初は本当にできるのかも不安でした(笑)」 |
りゅうちぇる | 「講師からアドバイスがもらえるとはいえ、初めてだらけのことなので、本当に手探りでした。その分、同期の絆もかなり深まりましたよ!また、現場での一連の流れを体験できたのは良かったです。早く配属後の現場で活躍できるようになりたいです!」 |
講師のまるさんにも感想を聞いてみよう!新入社員のみんな、すっかりたくましくなりましたね~。
まるさん | 「そうでしょう?みんなよくがんばっているよ。その甲斐あって、全員が測量を目標時間内にできるようになったんだ。手際よくできなかった時は、朝7時から自主的に練習をしたり、同期に教わったりしていたよ。ここで学んだことや努力したことは、配属後の現場でも無駄にならないはずだから、自信をもって仕事をしてほしいね」 |
現場は楽しいだけじゃない!責任の重大さを学んだ建築チーム
お次は建築系へ。すると、ちょうどあいにくの雨が…。
建築系の本日の作業はコンクリートを使った工事のため、雨をブルーシートで防ぎながらの作業となった。コンクリートを流し込む係、雨を防ぐ係、指示を出す係などに分かれ、効率的に進めている。
アン姉さん | 「あら?2階でブルーシートを持ってるの、ぶんぶんじゃない?」 |
ハザ丸 | 「本当だ!下では、ばやしが大きな声で指示を出しているね!」 |
作業がひと段落したところで2人に突撃インタビュー!
ぶんぶん&ばやし | 「アン姉さん、ハザ丸、こんにちは~!」 |
アン姉さん | 「2人ともかっこよかったよ~!」 |
ハザ丸 | 「これから配属されて、現場で活躍するのが楽しみだね!」 |
ぶんぶん | 「もちろん楽しみなんですが、同じくらい心配もあって…。というのも、実習中、資材の追加発注をしたらスムーズにいかなかったんです。もしこれが実際の現場だったら大変なことですよね」 |
ばやし | 「私も先日、安全当番を担当したときに不安になりました。現場内の危険な箇所を確認して伝えるのですが、自分の見落としや指示漏れで大きな事故が起こるんだと思うと、責任の重さを感じちゃいました」 |
それを近くで聞いていた講師のうーさん。あれ?なんだかうれしそう?
うーさん | 「不安や責任を感じるようになったのは、成長した証拠だよ!実際の現場ではもっとたくさんのことが起こるだろう。いつまでもその緊張感を忘れず仕事をしていこう!」 |
前回、建設現場で使う専門用語を覚えたいと言っていたぶんぶん&ばやし。
この1か月でどこまで覚えられたのか?
お料理好きというばやしにちなんで、食べ物関係のクイズを3問出題したところ、見事、2人で力を合わせて全問正解!
建設のスキルはもちろん、心身ともに成長した新入社員たち。期待や不安など、いろいろな気持ちとともに、いよいよ9月には配属が決まり、全国の現場へ向かうことになる(掲載時点では配属が決まり、全国の現場で活躍中!)。
みなさんの今後の活躍を期待しています!!
建設の最新技術がここに集結!技術研究所を見学
毎回恒例となりつつある寄り道。新入社員研修が行われているのは、安藤ハザマ技術研究所の敷地内。
これは大人しく帰るわけにはいかない!
案内をしてくれたのはチョーさん。
研究所で働いているだけあって、なんだかとっても知的な雰囲気!
チョーさん | 「安藤ハザマ技術研究所は、本館、8つの実験棟、屋外実験場があり、耐震技術や騒音防止技術、環境にやさしい新素材の開発など、さまざまな研究が行われているよ」 |
7万平方メートルを超える敷地は、一通り見て回るだけでもかなりの運動になるほど。
すべては紹介しきれないので、一部をご紹介!
◆ 構造・振動棟
柱や壁などへの加力実験、免震・制振工法の開発、地盤液状化対策技術の開発などを行う。
大型三軸振動台では、この上に実際に家を建て、耐震性能を調べるという大実験も行われている!
◆ 環境・放射線棟
さまざまな気象条件のもとで、製品などがどこまで耐えられるのかや、建材の断熱性評価、室内環境の快適性評価を行う。
人工気候室は-30~+80℃のさまざまな条件の気候にすることができ、テレビ局から実験のオファーもあるそう。
ハザ丸 | 「こうした研究があってこそ、大規模な工事や最新の技術を取り入れた工事は実現できているんだね」 |
アン姉さん | 「その通り!ゲンバる人たちは、施工現場以外にもたくさんいるのよ♪」 |
取材時期:2016年7月下旬